臨床あれこれ

中越地震から、5年

ただいま、新潟県中越に来ています。

今年は10月末、そして11月中旬と連続して中越の小学校2校を訪問させて頂いています。

中越は紅葉がとてもきれいです。紅葉を見ながら、ふと中越地震の時に災害ボランティアとして被災地に入った時のことを思い出しました。中越地震は10月23日に発生したので、ちょうど5年前のこと。あの時も、くずれた山が紅葉で色づいていて、その光景がなんとも言えない気持ちにさせたことを覚えています。

5年経った、10月23日。アニバーサリー反応がでやすい時期にあるにもかかわらず、その当日に余震がありました。心身の反応がでてきてしまうのではと心配したのですが、幸いなことに目立った変化は見られなかったようです。ただ、先生方同士でも、「よりによってどうしてこの日に起きるのだ」と、口々に震災当時の話になったようです。

このブログでも紹介していますが、震災当時からずっと中越の学校に定期的に訪問して、復興していく過程を追っています。昨年、そして今年は科研を頂いて、研究を進めています。来年は・・・と思っていたのですが、中越の先生方から「来年はもう来ないの?」と言われると(!)、そして子どもたちや先生方の話を聞いていると、やはり可能な限り、できれば10年近く追っていってみたいと考えています。

阪神淡路大震災が15年。でもいまだに心のケアを担当する加配教員が設置されています。震災当時に生まれていない子どもたちが学校に入ってくるくらいの時間が流れても、第二、第三の要因が様々に、そして複雑に組み合わされて、静かに影響が残っていくのでしょう。なので、今年度で科研は終わりますが、長期的なテーマとして、自腹で細々と中越の学校訪問をこれからも続けていこうと、決心したところです(笑)。

5年前、当時勤めていた国際武道大学の教え子、ヤス、だいすけ、ゆみ、どいちゃん、私の5名で中越に入りました。私にとってもとても学びの多い支援活動で、5年経った今でもたくさんの思い出が思いだされます。

さらにもうしばらく・・・中越地震の復興を見届けていきたいと思っています。

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左から、やす、ゆみ、私、だいすけ、どいちゃん なつかしいな~(笑)

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心のケアワーキング

今日は日曜日。

けれども、静岡市内某会議室に集まって、お昼から21時まで、あーだこーだと議論、そして執筆作業をしました。

それは、養護教諭の先生向けの「災害発生時の心のケアに関するリーフレット」作成のワーキング(WG)。WGメンバーは、被害者支援の経験豊かな静岡県臨床心理士会の被害者支援委員会の精鋭部隊。様々な経験や知識などが出され、効率のよい議論ができて、そして何より作業が早い!さすが、被害者支援をやっているだけあって、行動する時はささっと動けます。一日、がっつりと時間をかけたということもあって、だいたいの内容は書き上がりました(笑)

このWGは、静岡大学防災総合センターのプロジェクトの一つとして位置づけられていて、そこに私たちメンバーが技術協力をしています。できあがったら、県教育委員会を通して、県内の養護教諭に配布される予定です。

サイズは、A5サイズで、フルカラー、しかも水に強い紙で作ります。保健室の救護バックに入れておいてもらえれば、何かあった時にすぐに取り出せます。雨や、取り出しやすさなど、災害発生時の状況を想定して使いやすいように作成されています。内容も、「ここだけは押さえておいてほしい」という、基本的でかつ実践的なポイントを図を入れて解説するようにしています。手前味噌ですが、結構いい感じでできあがっていますsmile

東海地震の心のケアに関する取り組みの第一歩。

出来上がりが楽しみです

PS 教育学部も秋の気配です。キンモクセイのいい香りがしています。

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御前崎での活動

駿河湾地震は、中越地震と同じ規模だったそうですが、被害が少なく済みました。これも普段の防災意識の高さが大きかったと思います。

私はちょうど、APAを終えて、バンクーバーから成田に向かう飛行機にちょうど搭乗するために並んでいた時に、空港のTVが速報としてテロップを流しました。それに気づいて、すぐに日本に電話をしたところ、静岡で地震があったとわかりました。連絡を取りたいと思いながらも、航空会社の人からは「すぐに飛行機に搭乗して!」と言われ、なんとも言えない気持ちで飛行機に乗りました。10時間近くのフライトでは、一切、情報が入らず、同僚、ゼミ生や卒業生、T中の先生方や生徒たち、カウンセリングで関わってきた卒業生たち・・・いろいろな人の顔を思い浮かべました。そして四川の情景が浮かび、あのような光景が静岡で広がっていて、みんなにもしものことが遭った時に、私はそれに耐えられるだろうかと考え、涙が出てきました。

本当に、なんとも言えない、本当にいやな時間でした。情報が入れば、杞憂になるのですが・・・。成田に着いて、情報が入ってくると、思ったよりも被害がなく、とてもホッとしました。情報の大切さを身にしみて感じました。

そして先週の土曜日に、危機管理局のアドバイスを頂き、静岡県臨床心理士会の代表幹事の人文学部の江口先生、会員の石渡さんの3名で、御前崎災害ボランティアネットワークの方と一緒に区長宅を回る活動についていかせて頂きました。

御前崎市では、海から山に向かって帯状に被害が集中していました。「断層なのかな」と話をしていたのですが、よくわかりません。被害は、屋根のかわらが落ちたり、割れたり、ゆがんだりしたり、建物に亀裂が入ったりするものでした。落ちたかわらで、人的な被害が出なかったことが何よりでした。P81503331 P81503271

巡回しながら、県士会被害者支援委員会で準備した資料(ストレス反応とその関わり方)をお渡しする活動をさせて頂きました。
その中で、少ない数ではありますが、夜眠れない、子どもがべったりくっついてきて甘えてくる、地震発生時にいたトイレに入れない、といった訴えが出てきました。
ただ、いずれも生活に支障がでるレベルではなかったため、その場で簡単にアドバイスをして、もし気になるような場合にと、牧之原市の相談窓口が書いてある資料をお渡ししました。
またこの活動の様子について、NHK静岡の記者の方がまとめてくださり、次の日の全国版のニュースで流れたそうです(早朝だったそうで、私は見ていないのですが・・・苦笑)

また今日になって、健康相談センターの保健師さんより連絡を頂き、県士会で個別相談に対応してもらえるのかという問い合わせがありました。少しではありますが、センターに相談が来ているようで、保健師さんたちが対応にとまどっているようでしたので、電話にてコンサルテーションを行いました。

まだまだ心のケアの体制にも課題がたくさんあるのを実感した活動でしたが、まずは今回の地震を足掛かりにして、「何ができるか」を県内の臨床心理士の中でも考えていけたらと思っています。

今回、思ったのが、自主防災組織や災害ボランティアネットワークの活動が素晴らしいことです。今回、ご一緒させて頂いた御前崎地区災害ボランティアネットワークのOさんは、地域のキーパーソンである区長さんや組長さんとしっかり顔が見える連携をしていて、気軽に話ができていました。こうした平時のやりとりがないと、こうした緊急時に動けないんだなと思い、その重要さを実感しました。

今後の地震に備え、いかに顔がわかる連携を進めていくか・・・これを一つのミッションとして頑張っていこうと思っています。

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感謝

今日から、夏の教員研修の行脚がスタートしました。

今年の夏は、来週から海外出張と言うこともあって、なかなか時間が取れなかったのと、中国への出張も当初は8月に予定されていたこともあって、かなりお断りさせて頂きました(申し訳ありませんでした)。そのため、今年は例年より少ない数に抑えられています。

今日は、浜松市全体の養護教諭と保健主事の全体研修会に参加された約250名の先生方にお話しさせて頂きました。テーマは「災害時の心のケア」です。研修では、基礎的な心の変化について説明した後、子どもたちのVTRを見て頂いて、そのイメージを作って頂くようにしました。短い時間にあれこれと説明されると、かえってよくわからなくなることもあると思います。そのため、本当に重要なことを何度も繰り返しお伝えした上で、実際の様子を見て頂くと記憶に残りやすいと考えました。夏休みに入っても、先生方は毎日、研修、研修、三昧ですから、覚えていて頂けるような工夫が必要です。

そして、研修会の休憩時間と最後に、四川省の子どもたちのための募金を呼びかけさせて頂きました。

さすが、養護教諭と保健主事の先生方です。

あっという間に、たくさんの募金が集まりました。

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本当に、浜松の先生方に感謝申し上げます!

まだまだ、募金を受け付けておりますので、ぜひご連絡ください!

kobakenshizuoka@gmail.com

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四川大地震で被災した子どもたちを、あなたの手で、支えてみませんか?

四川大地震では、多くの子どもたちが、両親やきょうだい、そして友だち、先生を喪いました。そして、その悲しみの中でも一生懸命生きていこうとしています。しかし、地震の影響で両親を喪ったことなどから、経済的に厳しく、高校に行って勉強することも、そして鉛筆やノートの用意することもままならない子どもたちも多くいます。学びたいけど、学べない・・・こうした子どもたちを、あなたの手で支えてみませんか?

世界のどこに生まれてきても、そしてどんな状況でも、必死に生きている子どもたちがいます。私たちも東海地震が予測されている中、被災するということは、決して他人事ではありません。

そんな、子どもたちのために、あなたがほんの少しでできる支援があります。 9月に中国・四川省にある中学校を訪問します。そのときに、皆様から頂いた募金を子どもたちに手渡したいと考えています。

その様子などは、静岡大学教育学部小林朋子研究室ブログ(携帯対応)(ある日のコバ研 http://kobaken-shizuoka.cocolog-nifty.com/blog/)で、動画や写真をUPして報告いたします。「募金して何に使われたかわからない」と感じている人もいるかもしれませんが、今回頂いた募金は被災した子どもたちの元に確実にお渡しいたします。

決して大袈裟なことではなく、みなさんがジュース一本、タバコ1箱をちょっとだけ我慢して、そのお金をちょっとだけ子どもたちのために使って頂けたらと思います。そのお金が、世界の子どもたちを少しだけハッピーにすることができます。どうか子どもたちのために、ぜひご協力をお願いいたします!

静大生、そしてポレポレクラブメンバー、がじゅまるクラブのみなさん、そして私や研究室に関わりのある方、そしてこうした支援に関心のあるすべての皆さん、どうぞよろしくお願いします!

連絡先:静岡大学教育学部小林朋子研究室 kobakenshizuoka@gmail.com

山本尚乃   平岡紗季(教育相談学専修4年生)

藤岡優子  中林和美(教育相談学専修3年生)

柏木勇登(総合科学専攻3年生)

小林朋子

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綿竹チームの再会

今、四川から心のケアに関する訪問団が来日している。JICAが中心となって、今後5年間、四川での心のケアを支援すると言う事業の一環だ。先週、その訪問団とのお食事会に参加するために神戸に行ってきた。

その席には、神戸の震災で家族を亡くした大学院生なども参加していて、その当時の話をしてくれたりした。四川から来た方たちが、14年後に子どもたちがこのように体験を克服するとよいという見通しを持ってもらう意味でも、彼女の語りはとてもよかった。

兵庫県はとてもユニークな教員組織をもっている。教職員組合と教育委員会が協働して、「EARTH」という組織を作り、被災地での教員によるケアに関して、教師の立場でできる様々な支援を行っている。すでにスマトラ島大地震の時にも、神戸の先生を派遣して、現地の先生方の支援を行ってきたと言う。今回も、EARTHは四川の先生方や子どもたちをサポートするために、JICAと組んで活動をしているそうだ。食事会には、関連する先生方が来ていた。すごく、熱くて、面白い方たちばかりだった(笑)。言葉はわからなくても、子どもたちはこの先生方の周りに集まってくるだろうな~と思った。

この日は、第二次派遣の時に綿竹避難キャンプに派遣された3名(高橋先生、黄くん、私)が久しぶりにそろった。あの言葉を失うほどの倒壊した町並み、そして3万人が生活をしていた避難キャンプでの活動、言葉が通じない中での活動の中で、3人で力を合わせて活動したこと、一緒に遊んだたくさんの子どもたち、そして被災体験の語り・・・毎日、35度を超える気温の中で、被災した人たちと一緒に過ごした。3

3次会では最終的にこの3人となったので、まったりと避難キャンプでのことを語り合った。Image111

そして、次の活動のことについても・・・

とにかく、綿竹でのことを思い出して、語り合える唯一の3人でもあるから、ずっと話は尽きなかった。

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思いは通じる

今日、1本の電話が研究室にかかってきた。

ある財団からの連絡。

私が研究代表者として申請している研究助成について「内々定」がでて、最終的な助成額を決定するためにヒアリングをしたいとのことだった。いくつかの質問に答えながらも、自分の中に湧き上がってくる気持ちをこらえるのに必死だった。

電話をおいた瞬間、

「やったああああああああ!!!!!!!!!!!cryinghappy02sign03

まさしく、「狂喜乱舞」(笑)

同じく研究室で、卒論のテーマをどうするか悩んでいた、ひさの、柏木くんはびっくり。

「先生がこんなになるのを見るのは初めてです」と、ゼミ生に言わせるくらいの喜びようだった(笑)。

こんなに喜んだわけは・・・

助成が最終決定すれば、四川の被災地に行けるのだ。

今までは祈ることしかできなかったけど、また四川に行ける。

うれしい、とにかくうれしい!!!happy02

ずっとずっと・・・また行きたいと願っていた・・・

願うところに幸運はやってくるshine、思いは通じるものなのだとclover、今日、あらためて思った。

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ワークショップ

今日、日本心理臨床学会の春季ワークショップで、「緊急支援」の講師を担当させて頂きました。

最初、オファーが来た時に、「え?!なんで私が?!」と動揺し、すぐに日本チームリーダーの冨永先生に連絡。断る気まんまんでいた。でも、冨永先生曰く、「断っちゃダメだよ。やらなきゃ、もう」の一言。ああああ・・・・・(涙)。恐れ多くて、臨床心理士の方にレクチャーできるような力量なんてないのに・・・。でも冨永先生の一言に反する勇気もなく、そして日本チームのメンバーの「やれるよ!がんばれ!」という暖かい応援もあり、がんばってみることにした。でも、正直、今日まで「やれるか?!」という思いもあった。かろうじて、冨永先生が「しゃおりんも講師をやらなきゃ。だから、みんな助けちゃダメだよ」という暖かくも厳しいご指導を頂いている中、高橋先生が「初めての講師なのに、最初から1日研修は大変だよ」ということで、お手伝いしてくれたことが救いだった。

このワークショップの案内は、1月に原稿締め切りだった。その時にすでに新型インフルエンザの対応も視野に入れておいた方がいいと考えていたので、以下のような案内を出していた。

「地球規模の環境変化により、地震や水害など様々な災害が発生しています。そして、いつ発生してもおかしくないとされる新型インフルエンザの発生など、コミュニティを大きく揺るがす事態において臨床心理士が心のケアを行うことが社会的にも求められてきています。そこで、本ワークショップでは、災害時の臨床経験豊かな高橋哲氏を交え、明日急に支援を行うことになった時にも、すぐに活動できる基礎的な力をつけることを目的とします。内容は、①災害時の心理と対応方法、②支援者の心理、③チームによる活動、となります。」

そして、4月に入り新型インフルエンザの発生・・・。我ながらびっくりした。

研修の内容に関しては、私が四川に行く時、そして現地に行ってからとまどったり、不安に感じたり、「事前にもっと勉強しておけばよかった」と感じたりしたところを丁寧に振り返る作業から始めた。私が感じたとまどいや不安は共通の体験として、最初に被災者支援をする人に起こりうるものと考えたためだ。

そこで、初期から中長期のケアにかけて知識をたくさん伝えるよりも、初期のケアに限定をして、そこだけでも「やれる」感覚をどうつけてもらうかに焦点をあてることにした。 ここで活かしたのが、SSTの構成だった。

「災害直後の初期のケアに関するスキル」を、ターゲットスキルとして捉えて、SSTの授業構成を取り入れてみた。

まず最初に、高橋先生と私から、トラウマティックストレスや、初期に活用できるPsychological First Aid(PFA)、ストマネの話などをした。これがSSTでいえば、「インストラクション」「モデリング」。

そしてその後は、グループになって、心理教育の「リハーサル」をしてもらった。 リハーサルは、よりリアリティを感じてもらうために、日本チームのメンバーにJAPANのチームベストを持ってきてもらい、それを着てもらった。「JAPANチーム」の緊張感を少しでも感じてほしかったというものある。

リハーサルは、小中学校の子どもを持つ保護者向けの心理教育、時期は災害後1か月を想定した。どのように心理教育を行うとよいかについて、各グループで、いろいろとアイディアを出した議論がされていた。グループワークをした後に、時間の関係で1グループだけ前で実演してもらうことにした。くじ引きで、プレゼンテーションするグループを選出し、プレゼンから外れたグループには保護者役になってもらい、想定される質問を議論してもらった。

そして、プレゼン。グループのメンバー全員が必ずプレゼンテーションをしてもらうようにした。なかなか工夫されたプレゼンだった。そして質疑応答。さすが臨床心理士の皆さん、質問がなかなかリアルで手厳しい(笑)。プレゼンしたグループは、それに即答することが求められる。プレゼンをしたグループは、試行錯誤しながら、保護者役の人から出てきた質問に答えていた。

最後、全体で感想をまとめ、講師から講評として「フィードバック」を行いました

感想を書いて頂いたのを読ませて頂いて、「わかっているつもりでも、いざ説明するとなると難しかった」、「少しやれそうかもと前向きになれた」などの感想を頂きました。被災者支援は「私には無理」から、「私にも少しやれそう」と思ってもらえる研修が大切であると考えていたので、被災者支援に関するエフィカシーが少し高くなるお手伝いができたかなと思いました。まさに、SSTのテクニックが活かされたと言えます。

ただ、「勉強不足を痛感した」等、自分の力量の至らなさを書いてくださった方も多かったのです。でも私も同時に、「講師をやらせていただいたけれども、自分はまだまだだ・・」と思ったのが正直なところです。帰りの新幹線の中で、臨床の仕事に終わりはないということと、特にこの被害者支援、被災者支援に関しては、いつもこうした「自分はやれるのか」「自分のやっていることに間違いはないか」という不安はついてくる領域なのかもと、連想しました。だからこそ、支援者のセルフケア、支援者の支援が必要なのだろうなと・・・(一般的には、わかっていることなのですが・・・)。

ワークショップの最後に、「静岡で東海地震が起きたら、私たちをサポートしにきて下さいね。」とお話しさせて頂いた時に、拍手を頂きました。とても心強い気持ちになりました

静岡で残念ながら災害が発生した時に、日本全国から、そして世界中から、仲間が駆けつけてくれる・・・そんなあたたかい気持ちがまたふわっと湧いてきた、今日のワークショップでした。

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危機と向かい合う

新型インフルエンザが国内で広まってきている。

実は、私はこの心理学の道に入る前は、製薬会社の研究所で新薬の開発研究に携わっていた。その時代に、最も長い時間、研究に携わった新薬が抗インフルエンザ薬「リレンザ」だ。タミフルは服用だけれども、リレンザは吸引するタイプのものだ。すでに市場に出ているので、タミフルまでとはいかないけれど、お世話になった人もいると思う。

研究に携わっていた当時から新型インフルエンザの脅威は迫っていて、新薬開発のペースを上げて早く出すようにとプレッシャーがかかっていた。なので、先月、豚インフルエンザがメキシコで発生し、フェーズが4、5とあがっていった時には、「とうとうこの時が来たか・・・」と、複雑な気持ちでTVを見た。

神戸市では学校が閉鎖されて、高校生を中心に感染が広まっている。感染はしても、どうか亡くなる人だけは出ないで欲しいと思っている。身近なところでの感染は時間の問題なので、新型インフルエンザなどの感染症が引き起こすトラウマはこれまでに論じられているのかと思った。

APAが出している「Helping children cope with Disasters and Terrorism」を開いてみた。この本では、災害を「natural disasters」と、「Human-made disasters」に分けている。新型インフルエンザの場合、単純には「natural」になる。ただ先日、この新型インフルエンザが人為的に発生したものという報道も流れている。いずれにしても、感染症に関しては何の記述もなかった。そのことに驚いた。

バイオセーフティレベルが高いSARSやエボラ出血熱といった感染症がこれまでに起こっているけれども、その後の「心のケア」は行われなかったということなのだろうか・・・。地震やハリケーンと違って、PTSDにはなりにくいものなのだろうか・・・。いろいろな疑問が出てくる。

先日のミサイル発射実験、そして新型インフルエンザ・・・

今年に入り、様々な危機が起きている。ある意味、こうした危機発生時のケアについて、臨床心理士はそれを社会から求められ、それができるようにしておく、そんな新しい時代に入ってきたのかもしれない。

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あれから1年・・・

四川大地震から、今日でちょうど1年。

日本のメディアでも久しぶりに、四川大地震に関係する報道がされた。昨日のNHK「クローズアップ現代」では、四川の復興についての特集だった。私が活動に入った綿竹の様子が映し出されていた。その映像の中には、この目で見てきた光景がその後どのようになったかを映していた。

避難キャンプで出会った人たちはどうしているのだろう・・・

今の私には、ただ祈ることしかできない。

被災地での支援をきっかけにこの1年は正直、支援者としての無力感との戦いだった。

「私の支援は役に立っているのか・・・」

なんとも言えない思いになったことは、数えきれないほどあった。

そして、それは今でもある。

ただ今、はっきり言えることは、自分にできることを、誠実に、真摯にやっていくこと。

そして、あきらめないこと。

1年経った今日、流れた時間をふりかえって、いろいろなことを考えた。そして、盟友 吉先生と電話で話をしながら、またいろいろと思った。

次の1年に向けて、一歩一歩 歩いていこうと思う。

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四川での支援

先週末から、冨永先生をはじめとするJICAの支援チームが四川に入って研修を行っています。→冨永先生ブログ「ストレスマネジメントとトラウマ」

私も行きたかった・・・

でも、入試、SST、SC、科研のデータ解析・・・

それ以上に、今の私の技量で向こうで何ができるかが問題だ・・・

先日、二次派遣でご一緒させて頂いたおかざき先生と話をした時に、「真摯に、一生懸命相手に伝えようとしている姿を見て、ホントの臨床家だなと思ったよ」と・・・。

うれしかった・・・ただこれは臨床に携わらせていただく者としての基本の「き」。

その先で何ができるか・・・。

以前、高橋先生がPTSDなどの個別カウンセリングに関する研究、そして支援ネットワークに関する研究、そのどちらも大切と言うようなことを話していた。コンサルテーションは、もともとはイスラエルの医師が提唱したモデルで、児童精神科医が不足していたことから保健師を教育したことにはじまる。なので、私が博士論文で研究したコンサルテーションとこうした緊急支援はリンクするというか、完全にはまるものだと思う。ここらへんについて体系づけて支援活動ができたらと考えている。

今年中に、できたらちょうど1年後に、四川に行きたい。

まずは冨永先生が帰国したら、今後のことも含めていろいろな話が聞けるのが楽しみだ。

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感情に向き合う

「感情のコントロール-前編-」が終了。今日は、法政大学の渡辺先生とゼミ生3名もいらしてください、授業見学そしてその後意見交換をした。とても短い時間だったけれども、参考になるコメントを頂けた。高校と中学校のギャップ、そしてクラスの雰囲気の違いなど、とても興味を持ったそう・・・。全クラス実施のSSTだからこそ、こうした違いが見えてくるのだと思う。

今日は、感情、特に怒りの感情に気づいてコントロールすることがいかに大切なのか、そしてその手がかりとして体の変化に気づくことが大切なことに迫る内容だった。そして次回のセッション6で、感情をコントロールするためにどのように行動すればよいかについて扱う。

それにしてもイライラする時はどんな時?という発問に・・・

・親にわかっていることを何度もしつこく言われた時

・友だちに笑われた時

・きょうだいと比べられた時

いろいろ出てきた。どれも「これだったらイライラするよな・・・」と思うような内容だった。

そして・・・「イライラを感じた時に、どう行動している?」という問いには・・・

・物を壊す(投げる、たたく、紙を破る)

・人にあたる

といった回答が多くでてきたことにびっくりした。

イライラした時に、そのまま行動化しているのだ。

そうした行動を「やってはいけない」というだけではだめなのだ。そんなことは中学生にもなれば百も承知で、でもできない。これは大人でも同じことだと思う。相手が悪いと思う状況であれば、なおさらである。なので、どうこの回答に応答するか考えながら5時間目の授業を進めてみた。

(どう行動するかについて、殴る蹴る、人に当たるなどの行動が黒板にあげられたのを見ながら・・・)

私:「いろいろ出てきたけど、殴ったり、蹴ったり、人に当たったりするとみんなのイライラがなくなる?」

生徒:「なくならない」

私:「そうか・・・イライラはそうしてもなくらないんだ・・・。それに、殴ったり蹴ったりして物を壊したり、人を殴ったらどうなる?」

生徒:「怒られる」

私:「そうだね、また怒られちゃうよね。・・・そしたらさ、どんな気持ちなる?」

生徒:「ますますイライラする」

生徒:「それに、イライラをぶつけたら人を傷つけてしまうし、嫌われてしまうし」

私:「そうか・・・物や人に当たっても、一瞬はスキっとするかもしれないけど、そのイライラがなくなるわけじゃないんだ・・・。それに、壊したことでまた怒られたりして、さらにイライラしてしまったり、イライラをぶつけたことで友だちと仲良くなれなくなってしまうんだね・・・そんなのやだね・・・」

生徒:「うん」

といったような感じである。

「イライラをぶつけてしまう」ことに抵抗感がなかった生徒も、こうしたやりとりをした後の振り返りシートを見ると、「あたっても一瞬だから解決しない。けど、他の解決方法が見つからないからだめなんだ!」と書いていた。生徒から気づきがうまれていた。

来週は最終セッション・・・どうなるのか楽しみだ。

Image043授業終了後には、明日バレンタインということで、子どもたちから手作りのお菓子をたくさんもらった。子どもたちの気持ちがこめられていて、とてもうれしかった(笑)。「えへへ・・」と喜んでいるそばで、永山くんは「悔しい・・・」と言っていた(笑)。ごめん(笑)

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一緒に

昨日は、T中の先生方と静大TAチームの懇親会。TAが入っているクラスの担任の先生方がほとんどいらしてください、賑やかな会となった。

SSTをやることは初めてなので、先生方にとっても負担になったようだったけれども、生徒の変化を感じたりすることもでてきて、教師として準備が大変だけれども、必要なんだと感じて来てくださっているコメントを頂けた。

ある先生のクラスは、金曜日の道徳の時間に、「え~今日はSSTじゃないの??」と生徒ががっかりしていたとのことだった。なので先生方同士で、教師として内容をきちんと理解して授業をすることは大変だけれども、生徒がこうした授業を必要としていて、楽しみにしているだね・・・と職員室で話をしていたと伺った。

うれしかった。

新しいプログラムを導入する時はいろいろと越えなければいけないところがたくさんある。けれども、生徒の肯定的な変化が一番それを越えていくための原動力になるのだなと思った。

TAの学生も先生方とゆっくり話ができたようで、よかった(笑)。

あと2回のセッションを残すのみ。テーマは感情のコントロール。

大人でも難しい課題・・・

どう迫れるか、楽しみだ。

Image042 ←スタートしてすでに約5時間経っています(笑)

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絶妙なサポート

先日、久しぶりの発熱でダウンした(笑)

けれども、熱っぽいにもかかわらずその日はT中SSTの公開研究授業の日。講師が欠席するわけにもいかないことや、T中の先生方やTAが一堂に会してSSTの授業について議論することもあり、どうしても行きたかった。

ただ・・・非常にだるかった・・・しんどかった・・・

なので、お昼くらいにこのブログでも何度も出てきている私の医療マネージャーでもある(!)看護師Sさんに電話をした。看護師Sさんは、T中近くのSクリニックにお勤めされていて、そのクリニックのDrのS先生にも、四川への派遣の時などいろいろとお世話になっている。

Sさんに体の状態を伝えたら、「今日は休診日なので、診察できない。インフルエンザかもしれないからすぐに休んでほしい」と言われたけれど、うううう・・・・そうもいかない状況を伝えた。そこでSさんと話をして、T中での校内研修が終わったら、薬を取りにくいことになった。

そしてしばらくして学校へ。だるさをかかえて研究授業が行われる教室へ。授業が始まるのを待っていたら、養護教諭のI先生と、なんとSさんが廊下にいた(!)。Sさんの手にはDr.S先生から出してもらった緊急用の薬、I先生の手には白湯の入ったコップ。「すぐに薬を飲んで下さい!」とSさんに指示され、生徒たちがいる教室の脇の廊下で薬を飲んだ(笑)。SクリニックはT中が大変お世話になっている医療機関と言うこともあるけれど、まさか廊下まで来てくれるとは思っていなかったので、とてもびっくりした(笑)。

その薬のお陰でどうにか公開授業、そして事後検討会までこなすことができた。でも、やはりフラフラだった。「あ~夕食の支度、どうしよう・・・食べたくないなあ・・・」と考えていた。やっとこ職員室に戻ったら、養護教諭のI先生が大きな袋を持ってきた。「Sさんから預かったよ~」・・・と。

中身を見たら、なんと病人食・・・しょうがのスープ、リンゴとさといもの甘煮、おかゆ、etc。なんだかじーんときた・・・。休診日だったということもあり、Sさんは私がその時に最も必要としていたサポートを絶妙なタイミングで用意してくれたのだ。この日は、このSさんの用意してくださった食事を食べて、そのまま寝床でゆっくりと休んだ。そのおかげで次の日の午後には復活することができた(幸いにもインフルエンザではなかった)。

サポートは、必要な時に、必要なこと・ものを・・・とあるけれど、本当にそうだなと思った。そしてその人が一番何を必要としているのかを適切にアセスメントすることが本当に大事で、そうしたサポートを頂けたことだけでも心からうれしいものだなとしみじみ感じた。Sさんのサポートは、心から助かったし、そして元気をもらえた。なんといっても、タイミングの読みは絶妙だった!ヒューマンサービスに携わる方として、さすがだな~と思った。

あとは、四川への派遣が連続していた頃・・・

その時期にちょうど友人たちと屋久島で休日を過ごす約束をしていた。ちょうど一次派遣から戻ってきて、次の二次派遣に向けて準備を急がなくてはいけない頃だったので、行くかどうか迷ったけれど、気持ちを切り替えるため数日だけ屋久島に帰った。

やはり、疲れがピークにきていた。体の疲れだけではなく、精神的にもいろいろと疲れていたことに、少し仕事から離れることによって気づけた。ちょうど天気は大雨警報が発令されて外に遊びに行けるような状況ではなくなってしまったので、宿でのんびり過ごすことになった。その時、私はとにかく寝続けていた。むくっと起きれば、友人たちと焼酎を飲んで、また寝た。一緒に盛り上がるわけでもなく、起きていれば雨を見ながらぼーっとしていて、一緒にいてかなりつまらないヤツだったと思う。でも、そんな私を怒るわけでもなく、ただ放っておいて、見守ってくれた。それがとてもありがたかった。静かな島の時間の中、ひたすらぼーっとすることで、かなり疲れが取れて、次の二次派遣に向けてエネルギーが蓄えられた。放っておいてくれて、でもそっといてくれるというサポートも、とてもありがたかった。

こうして考えると、なんとも多くの人たちから、絶妙なタイミングの、その時に私が必要としているサポートを頂いていることかと思う。その代り、私はどれだけできているのかな・・・と思う・・・。反省しきりである。

サポートすると一言で言うと単純だけれど、何を、どのタイミングで、というのは非常に難しい。少しでも支援者として、その人が必要としているサポートを、よいタイミングでできるようになればいいなと思う。

追伸:病人食を用意してくれたSさん・・・I先生に、「小林先生は普段何を食べているかわからないから、心配で作ってしまった」と話していたそうだった(笑)。ここでひとつ訂正を・・・。Sさんのアセスメントはここだけは正確ではない(笑)。ちゃんと天皇陛下に料理を作っていた方からきちんと料理を教わっていたんですよ、これでも(笑)。

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1.17

今日は、阪神淡路大震災が起きた日。もう14年前になる。

この日をきっかけに、私はこの道に入ってきた。

だから、1月17日が来るたびに、身の引き締まる思いになる。

私は20歳の時に、中学校からの友人をガンで亡くした。違う高校に入り、久しぶりに会ったときに、「指の皮膚に変なできものができちゃってさ・・・」と話していたのがガンだった。ガンはどんどん友人を蝕んでいき、息を引き取る前に病室に行った時には、涙をこらえるのが精一杯の姿をしていた。それでも友人は、「夏になったら海に行こうね。おいしいゼリーも食べたいな」と私に話していた。でも願いもむなしく、短い命を全うした。友人の死は、私に強烈に「人の役に立ちたい」という思いをもたせた。病に倒れた友人のために何もできなかったというくやしさがあったから。なので、農学部であったけれども基礎医学の研究室に入り、「病気で苦しむ人たちのために薬を作りたい」と思い、製薬会社の研究所に就職した。

研究所の仕事はそこそこやりがいもあった。けれども、毎日試験管を見る日々は、「人の役に立ちたい」という思いとうまくつながっている感じがしなかった。けれども同僚や上司はいい人たちが多かったので、なんとなく毎日を楽しく過ごしていた。

そして、1995年1月17日・・・。

朝の7時のニュースを見たときに、神戸の映像が飛び込んできた。

「信じられない・・・・」・・・・・それ以上、言葉が出ず、自然と涙が出てきた・・・。

そして、今でも不思議な感覚として残っているのだけれど、私の心の中のとても奥深いところから何か突き上げるものがあふれ出てきた。突き動かされたと言ってもいいくらい・・・。

「神戸に行こう・・・」  ・・・・素直にそう思った。

有給もたくさんあったし、プロジェクトもひと段落したので同僚にも迷惑をかけないと判断したからだ。けれども上司は二次被害を考え、神戸に行くことを了承してはくれなかった。行けないことが悔しくて悔しくて、でもどうにもできない・・・。でもそこで、あきらめなかった。神戸にいけなくてもできる支援はある。同僚に声をかけて、カンパを集めて、救援物資を送る活動を始めた。同期や先輩たちも協力してくれた。とてもうれしかった。

ひとしきり活動をした後、思った。

「やっぱり人を支える仕事がしたい」と・・・・・・。

そしていろいろな縁に導かれるように、筑波大学大学院のことを知った。もともとは理系なので、教育や心理学関連の単位すらとっていないにもかかわらず、「人を支える仕事がしたい」「一から勉強がしたい」という思いで、会社が終わってから独学で必死に勉強をした。

そして、敬愛する先生に恵まれ、様々な縁で多くの人に出会った。

そして、阪神淡路大震災でできなかった被災地での活動・・・中越地震、そして四川大地震の被災地で活動する機会も頂けた・・・。

あらゆる縁が、あの時から今に続いている・・・。

だから1月17日なると、自分の原点をふと思い出す。

人を支える仕事のプロとして、ずっとずっと精進し続けよう・・・

そして、「苦」の中で必死にもがく人のそばで、あきらめずに、人の真ん中にある可能性を信じて、ずっと寄り添っていこう・・・

いつもこの日は、そんなふうに思う・・・。

PS 私がこの道に入るまでの過程は、実は本になっています。当時大学院生だった私は、海仲間の友人に「会社を辞めて頑張っている人を探している作家さんがいるんだけど、取材を受けてくれない?」と頼まれて、取材を受けたものが本になっています。もう絶版ですが・・・。10人の女性が登場してきますが、私は本名ではなく仮名を使っています(笑)。あと文中で2か所だけ事実と違うところがあります(笑)。

「私が会社を辞めた理由(わけ」 中山み登り著

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クリスマスプレゼント

今日は、今年のスクールカウンセラーとしての最終日。

今日もいろいろな子どもたちと時間を過ごした。

そして、今日はその時間の中で、大切なことを学ばせてもらった。

うまく言えないけれど、今でもそれに気づけたことがうれしくて、そしてほっこりしている。

その時間が私にとって最高のクリスマスプレゼントcatface

きっと、この時間に私が気づいたこと、学んだことは、スクールカウンセラーとして一生心に残るものだと思っている。それくらい、大切なこと・・・

ずっとずっと・・・今日学ばせてもらったことを大切にしようと思っている。

今日は、最後まで緊急対応などバタバタしていて、学校の忘年会の一次会がほぼ終わった頃に合流(笑)。先生方に、「お疲れ様!」と声をかけてもらい、短い間にお酒、食事をバタバタと取った。二次会では今日のことを思い出しつつ、よいお酒を飲ませてもらった。この学校の子どもたち、そして先生方に出会えたことに感謝していたら、ついついお酒もすすんでしまった(笑)

そして、来年もがんばろうと思った。

そして、やっぱりスクールカウンセラーは心から楽しいし、これまでも、そしてこれからも続けていきたい仕事だなと心から思った。

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災害事件後の心のケア養成研修会のご案内

臨床心理士資格認定協会の研究助成に採択していただいたことから、1月に、災害時における心のケアに関する系統的な研修会を行うことになりました。こうした体系的な研修は、初めての試みだと思います。冨永先生、高橋先生だけでなく、小澤先生や前田先生をはじめとする、支援の経験が豊富な先生方の講義・演習が予定されています。

日本のどこでも災害は起こりうるものです。今回は、研究助成を受けていますので、なんと受講料は無料・・・。臨床心理士の研修会の受講料はとても高いものばかりですので、この際、ぜひ多くの臨床心理士に受講していただけたらと思います。

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災害事件後の心のケア養成研修会案内-海外での支援活動を視野に入れて-

世界全体の被災者数の約がアジア地域で占められています。近年,2004年のインド洋大津波や本年5月の四川大地震などのアジアでの災害後に、わが国の臨床心理士チームの派遣が要請されています。海外での支援においては、心のケアの理論や心のケア技法のみならず、文化や宗教、チーム組織化と連携など考慮すべき点が多々あります。また、被災地域の心理専門家への質問に簡潔に的確に応答する能力も求められます。そこで、災害のみならず事件後の心のケアも含めて心理臨床力を高めるために本研修会を企画しました。

本研修会は、日本臨床心理士資格認定協会の平成20年度の研究助成を受けております。研修の効果を検討するために、参加者には、事前事後にアンケートなどの調査に協力していただきます。

日時:2009年1月10日(土)(午前10時~午後5時)・11日(日)(午前9~午後5時)・12日(祝)(午前9時~午後4時 3日間

会場:兵庫教育大学神戸サテライト教室 神戸駅から徒歩5分、神戸新聞松方ホールビル3F

研修内容:災害事件後の心のケアの理論、心理教育・ストレスマネジメントなど心のケア技法、時期に応じた心のケア、スクリーニングテスト、災害事件後の心理的支援の世界的動向(①Red Crossの動向、②Psychological First Aid)、文化と宗教、チームの組織化と連携・コーディネーター心得、防災教育など

対象;臨床心理士及び指定校の大学院生(災害事件後の直接支援に強い関心があり、3日間の研修にすべて参加できるもの)30名

参加費:研修参加費は無料です。旅費・宿泊・食費は各自で負担してください

研修会担当者;冨永良喜(兵庫教育大学)・高橋哲(芦屋生活心理学研究所)・吉沅洪(広島市立大学)・小林朋子(静岡大学)・前田潤(室蘭工業大学)・小澤康司(立正大学)・明石加代(兵庫県こころのケアセンター)・諏訪清二(兵庫県立舞子高等学校)他

問い合わせ及び申し込み:研修会参加動機を400字以内で記載し、hotanshin@hotmail.com(冨永良喜先生)宛にお申し込み下さい。定員になり次第締め切ります

※災害にかぎらず、わが国で、事件・事故に遭遇したとき、臨床心理士ができることの知識と技法を提供します。

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屋久島で教育講演会

昨年に引き続き、屋久島の教育講演会に講師としてお声をかけていただいたので、先週屋久島に行ってきました。昨年は小学校のみの開催でしたが、今年は小中学校PTAの合同開催となり、小学校・中学校のPTAの皆さんが半年以上も前から準備をして下さいました。本当にありがとうございました。

合同開催ということもあり、2日連続の教育講演会となりました。一日目は、小学校PTAが中心となった「話の聴き方」です。四川への派遣でご一緒させていただいた立正大学の小澤先生と、カウンセリング演習のやり方について議論をしていた時に、いろいろと教えていただいた内容も含めてみたものです。演習形式を多く取り入れていることもあり、とても好評だったようです。Img_83801あと、講演をしていて実感したのは、保護者同士が知り合いということもあって、「雰囲気がいいなあ~」と感じて私もリラックスして、お話しさせていただくことができました。「冷たい聞き方」というところは、普段の子どもとの関わり方について振替させられることが多かったようです。私が「こうしろああしろ」というのではなく、ワークを通して普段の自分の関わりについて「気づく」というプロセスがいいな~と考えています。

2日目は、中学校PTAが中心となった「思春期の心理」についてです。十八番の風船などの教材を使ったレクチャーをしました。「視覚的にイメージできるのでわかりやすかった」と多くの感想を頂きました。 Img_84431 Img_84541

→校長先生方にも、積極的にご意見を伺いました。先生方の回答に、会場が笑いや「なるほど」という雰囲気に包まれました。

今回の教育講演会で、うれしい再会がありました。私は静岡大学に移る前は、千葉県にある国際武道大学で教鞭をとらせていただいていました。その当時の教え子が、屋久島の中学校にいたのです。Img_84411_2 そのH先生は、今回の教育講演会の案内を見て、部活動を終えてから他の中学校に勤務していますが、わざわざ聞きに来て下さいました。そして手元には、私が授業で使っていたテキスト(ヒューマンサービスに関わる人のための学校臨床心理学)も持参してくれていて、とてもうれしくなりました。こうして教え子たちが、学校現場で頑張っている様子を見れることはとてもうれしいことですし、私も負けていられないなという元気をもらいます。本当にいい先生になってほしいな~と心から願っています。(写真はお手伝いをしてくれているH先生)

今回の合同研修会には、安房中PTA研修部の小原氏、安房小研修部の菊池氏、日高氏、安房小中の先生方をはじめとする多くの方のサポートを頂きました。心より感謝申し上げます。屋久島から様々な情報発信をしている菊池氏は、日経BPに今回の教育講演会に関することを記事にUPして下さいました。こちらもどうぞご覧下さい。(菊池氏のブログ 11月10日の記事に載っています。→屋久島メッセンジャー。このブログの写真はすべて菊池氏が撮影してくださいました。)

こうした出会いを大切に、少し役立って、ちょっぴり笑って元気になるような、お話しがもっともっとできるようがんばっていきたいなと思った今日この頃です。

PS 菊池氏の著書はとても面白いです。屋久島への移住そして暮らしがのんびりとつづられています。読んでいて、屋久島の自然の中でお子さんが豊かに育まれているな~と思いました。興味のある方はぜひ!→屋久島で暮らす

小原氏のブログにも載せていただきました!

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伝えることの難しさ

夏休みから怒涛の教員研修が続き、最近では保護者向けの講演もとても多くなってきている。「こんな私でも呼んでいただけるのであれば・・」という思いで、お引受けさせていただいているけれども、なかなか満足できる研修や講演ができない。

今日も、某小学校でのPTAの講演をさせていただいた。だけれど、終わってから「あの言い方よりもこうした方がよかった」とか、「あんな言い方はないだろう」とか、自分へのダメ出しがたくさんでた。

こういうことを伝えたいと思っても、それをことばで正確に伝えることが難しい。受け手の方の状況も影響を受けるときがある。なので、自分に起こった気持ちや思いを正確に、純粋に伝えることは、本当に難しいと思う。簡単なようで、極めるとなると本当に難しい。

今日、誤解なく伝えられたかな~という点では、まさに「10点」。「そんなことないよ」と先生方はおっしゃってくださるけど、自分として許せない。伝えたいことの「言葉」が自分として納得できなかった。

一対一の面接では、そこらへんも扱えるけど、一期一会の場面ではそうもいかない。だから難しい。

保護者の方への支援も、まだまだだな・・・と思った一日でした。

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スクールカウンセラーについて

スクールカウンセラーとして学校現場に入るようになって今年で10年目。

1年目の時に比べれば少しできるようになったところもあるけれど、「まだまだ自分は力不足だな・・・」と感じさせられる子どもたちとの出会いが次から次へとあり、それが大変でもあり、そしてこの仕事を続けていっている楽しさでもある。

10年の間、教育委員会などが行うSC研修、そして臨床心理士会が行っている研修など、多くの研修に参加してきた。ただ・・・私はその内容自体をもう見直すべきであると考えている。

私がこれまでに体験してきた研修は、講演を聞いて、教育委員会の説明があって、そしてSC同士グループワークをやって、それぞれの活動を報告して、どんな意見が出てきたか全体でまとめるといったグループワークをやって・・・という内容がほとんどだった。

最近では少し変化してきているが、数年前はこうしたグループワークをやると、「先生方が子どもの情報をくれない」という意見に代表されるように、「学校がSCを活用してくれない」という意見が多かったように思う。SCが機能できない学校の問題は、学校だけの問題ではない。確かに前任SCが学校でトラブルを起こして、そのマイナスからスタートしているケースも増えている。学校だけが変わればいい問題なのだろうか。物事の解決は双方から考える必要がある。とすれば、「学校に信頼されるSCとはどのようなSCか」「どのような動き、関わりをすれば、学校に活用されるSCになるのか」という、SC自身の在り方にも多くの課題があると考える。

コンサルテーションはSCの相談業務の中で非常に重要な活動である。しかし、なぜSC研修などで、そこらへんが十分に研修されないのか、そしてどうあるべきかが議論されないのかと思う。

SC研修は体系的になされるべきで、2,3年かけてこうした力量がついた「SC像」というビジョンのもとに研修が組まれる必要があると考えている(すでにそうした研修スタイルを実施しているところもあるそうだが・・・)。その中に、コンサルテーションや危機介入などが含まれる。だけれども、単年度のいきあたりばったり的な研修が多いと思うのは私だけだろうか。グループワークをやること自体はいいのだが、「お互い大変だよね」というピアサポート的な時間に終わるのなら、別の機会にやればいいと思う。

私の研究では、教師のコンサルテーションに関する評価はシビアであった。SCの活動はコンサルテーションだけではないが、スクールソーシャルワーカーが今年度から導入され、SCを囲む状況は年々変わりつつある。SCはこのままでいいのか・・・と思う。我々SCはどのように力量を高め、子どもたちや教師、保護者のよりよい支援者になれるのか、もう少し厳しく自分たちの仕事の在り方を見つめなおさなければいけないだろう。それには研修の在り方についてもっと議論される必要があると思う。

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障がいのある子どもの心のケアに関する研修会のご案内

財団法人静岡総合研究機構の研究助成を受けて、静岡県で東海大地震が起きた時に、障がいのあるお子さんにどのような心身の変化が起き、それに対して家族がどのように対応すればよいのか、事前にどのような準備をしておく必要があるのか、などについて学ぶ研修会を行うことになりました。ぜひ多くのご家族、そして学校関係者の皆様のご参加をお待ちしております。

********************

「災害時における障がいのある子どもの心のケアについて」

対象:障がいのある子どもを持つ保護者、学校関係者(教師、カウンセラー、相談員、支援者など)、障がいのある方の施設関係者、障がいのある子どもと接する機会の多い地域の方など

日時:2008年11月30日(日)14:00~15:30

場所:マビック(静岡市視聴覚センター)2階 第三研修室

*駐車場はほとんどありませんので、公共交通機関をご利用下さい。

講師:小林 朋子

定員:30名程度

*会場の関係で定員になりましたらお断りする場合がありますので、お早めにお申し込み下さい。

参加費:無料

申し込み方法:静岡大学教育学部小林朋子研究室まで、FAXもしくはMAILでお申し込みください

FAX:054-238-4703

mail:kobakenshizuoka@gmail.com

FAXもしくはMAILには、以下の内容をお書き下さい。

<保護者の方・地域の方>→お名前、ご住所、電話番号もしくはMAILアドレス

<学校関係者、施設関係者>→ご所属、ご連絡先

申し込締切:2008年11月25日(火)まで

主催:静岡大学教育学部附属教育実践センター 小林朋子研究室

後援:静岡県LD・周辺児者親の会きんもくせい

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文部科学省へ

先日、日本心理臨床学会の鶴先生、日本チームリーImage010 ダーの冨永先生と文部科学省に行ってきました。5月の日中首脳会談で、日本から中国への支援を福田首相が申し出て、その中に心のケアに関する項目が含まれたことから、状況と今後の方向性について話し合うためです(冨永先生のブログ「ストレスマネージメントとトラウマ」をご参照ください)。

初めての文部科学省だったのでちょっとドキドキしましたが、私は被災地に入った数少ない者として、避難所の子どもたちの様子についてお話しさせていただきました。第二次派遣を終えて日本に帰ってからも、いつも心の奥底で、避難所で出会った子どもたちが少しでも安心して暮らしていることを祈っています。なので、今後の支援活動の方向性がとても気になっています。何らかの形で継続的に被災地に入れるように、”あきらめずに”方法を模索したいと考えています。

今日の静岡の夕日はとてもきれいでした。あの太陽を子どもたちも同じように見ているんだなと思いました。第一次、第二次派遣を通して、私自身が大きく変わったと思うところは、人種とか国とかそうしたカテゴリーが私の中になくなったということ、人という存在がとても愛おしく感じられたということです。

「仏教で言う「苦」を味わった人間は国境は関係なく、同じように苦しいんだ」という、当り前のことを心の底から感じられたのです。人間は「同じ」なんだ。そして、いろいろな苦がありつつも、その中をどうにか生きようとする人間という存在が心から愛しいと思えたのです。だから、私はあらゆるものを超えて、同じ地球に住む人間として支援できたらいい、そうした「器」の臨床家になりたいと今、強く思っています。

まだまだそこに至るためには多くの修行をしなければいけませんが・・・

どうか暖かく見守って下さい(笑)

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報告会

おととい、四川被災地への心のケア支援チーム第二次派遣から戻ってきました。
早速、個別にメディアからの問い合わせがあり、そして学生からも被災地での活動の様子をぜひ聞きたいという要望が多数ありましたので、下記の通り、報告会を開催することにしました。
学生および学校現場の先生方の参加も可能ですので興味のある方はご参加ください。なお、この報告会は大学広報を通してメディアにも流す予定です。

報告会:
日時:7月15日(火)18時~
場所:教育学部附属教育実践総合センター3階(60名ほど入れます)

内容は、四川大地震被災地への心のケアチーム第二次派遣の内容についてです。
今回、日本チーム11名のうち私を含め3名が綿竹という地域のテント村で活動してきました。そこには1万人の人が避難生活を送っていました。
報告会では、子どもたちや被災者と接したVTRや写真を紹介しながら、被災地での現状についてお話しする予定です。

あと準備の関係で、恐れ入りますが学外の方、メディアの方は実践センター事務室に参加希望の旨をFAX下さい。FAXは、054-238-1071となります。

どうぞよろしくお願いいたします。

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約束を果たすために

ただいま、成都にいます。明日、帰国します。

今日まで2泊3日で、綿竹という場所にある避難所に行って活動してきた。今回の第二次派遣では、前半は北京と重慶、そして後半は成都の西華大学での研修と私たちの避難所チームの2つに分かた。避難所チームは、高橋先生と黄くんと私の3名。

綿竹の避難所には1万人の人が避難していた。到るところに青いテントが続く光景はこれまでに見たことがないもので、気温は35度以上・・・。テントに入るとさらに蒸していた。

避難所では多くの子どもたちと遊んだ。そして遊びを通して、子どもの状況をアセスメントをし、そしてカウンセリング的な関わりをしていきた。もう、出たところ勝負のライブ。これまでの臨床経験を総動員して、遊びまくった(笑)。わからないところは、経験豊富な高橋先生がたばこを吸いながら温かく見守ってくれていたので(笑)、確認しながらできたという安心感があった。そして、高橋先生が「自由に、しゃおりんのやりたいようにやりなよ」という言葉でどんなに楽に動けたことか(笑)(日本チーム、そして中国の人たちからしゃおりんと呼ばれています。「小林」の中国の読み方です)。

印象的なケースは、3才と14歳の女の子・・・。3歳の女の子は、地震の時に幼稚園の先生がとっさに彼女を2階から投げて助かった子。退行と脅えがひどく、私が近づいた時は母親の腕の中から離れなかった。それをパンダのぬいぐるみを使って関わり、母親から離れて、自由に遊ぶことができるようになった。これは私の力ではなく、パンダのぬいぐるみの魅力とその子が持っていた力を引き出せだのだと思う。その笑顔に私の方も元気をたくさんもらった。

14歳の女の子は、みんなが集まっているのになんだか元気がないので、なんとなく気になって個別に声をかけた。「何かできることある?」と聞いたら、「一緒にテントに行こう」と誘われ、彼女の家族が暮らしているテントに招待を受けた。黄くんと二人でテントに行き、家族たちと話をした。いろいろと関わる中で、彼女とそのいとこの2人で個別に話をすることになった。予想通り、「何かある」感じで、でも今日私たちは避難所を去らなくてはいけない。関わりの加減にとても迷った。そして、いろいろと話しているうちに彼女がぽろりと泣き始めた。(今、このブログを書いていて、う~んうまく書けないので省略します笑)。最後に彼女から「また来てほしい」と言われた。人として、支援者として「また来るね」と約束した(臨床的にはいろいろとコメントがつく点だと思うが、その場面で最も適切なことばだと判断した)。

彼らの避難生活はまだまだ続く。来月には仮設に移れる予定だけれど、家、土地、そして家族や友人も失った彼らの生活はなかなか元には戻れない。ここ数ヵ月の支援ではなく、ずっと支援が必要である。中国の支援者とともに彼らを支援していきたいと強く思った。

継続した日本から支援を行うには学会や協会といった民間レベルの支援だけでなく、政府レベルの確かなバックが必要である。彼女との約束を果たすために、できることはやろうと思っている。そして、このブログを読んだ方々にもぜひお力添えを頂けたらと思う。

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いよいよ被災地へ

重慶の西南大学での研修を終えて、先ほど成都に着きました。

研修では、支援者のケアとカウンセリング演習などを主に担当させてもらいました。中国の人たちにとても好評だったようで、とてもほっとしました。今回は、支援に当たっている人たちがとても疲れていることが印象的でした。もうすぐ2か月・・・。疲れるのも当然です。これから10年以上のケア活動があることを考えると、中国の支援者の皆さんが無理をせず支援を続けられるよう、私たち日本の仲間が何かできないかと思いました。そして、東海地震のことを考えると他人事ではありません。

西南大学のスタッフ、重慶周辺の支援者、学生たち・・・すっかり仲良くなりました(笑)。東海地震が起きたら、彼らは中国から助けに来てくれるような気がしています。あと、二次派遣のメンバーとも昨日、全員合流しました。冨永先生、高橋先生、吉先生と久しぶりの再会で、ちょっと気が抜けました(笑)。こんな風に海外での支援活動を行うと、本当に「仲間」だなと思えます。こうした活動に参加させてもらい、一生ものの仲間を得られらことに感謝だなと思っています。

研修を終えてからの6時間のバス移動・・・被害者支援は本当に体力勝負・・・。

ただいま、2:57・・・・明日は、7:30には集合・・・

午後からは2つに分かれて、私は綿竹に入ります。

ここは学校をはじめ多くの建物が全壊した地域です。がんばってきます。

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再び、四川へ

再び、四川に行ってきます。

以下、第二次派遣の概要です。

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中国四川大震災心のケアチームの第2次派遣について

日本心理臨床学会・理事長 鶴光代/日本臨床心理士会・会長 村瀬嘉代子

                                              日本心理臨床学会(会員数20,148)は、西南大学心理学院(重慶)の要請を受けて、中国四川大地震によって被災した人たちへの心のケア(心理援助)に携わる心理専門職者・学生ボランティアに対して、災害が多い日本の心理援助に関する専門的知識を伝達するため、臨床心理士4名を5月26日から1週間、重慶、成都、徳陽に派遣しました(第一次派遣)。その結果、心理援助のニーズは高く、中国の心理専門職者・学生ボランティアへ、さらに専門的知識を提供する必要があると判断し、臨床心理士9名と通訳学生2名を派遣することを決定しました(第2次派遣)。期間は、71日~78日の間で、北京グループ(5名)と重慶・西南大学グループ(6名)が前半それぞれに活動し、成都にて合流し、後半は、被災地での心理援助のあり方を助言・交流する予定です。

なお、今回の派遣は、中国心理学会と中国西南大学(重慶)の要請によるものです。これを受けまして日本心理臨床学会と日本臨床心理士会は、民間支援の形で災害ストレスケアの専門家を中国に送り、先方の心理専門家に対処法を伝達することに致しました

1,チーム名:中国四川大地震心のケアチーム日本

2,派遣メンバー ◎第二次派遣総括リーダー  ○班リーダー

冨永良喜(兵庫教育大学大学院・教授)

高橋 哲(芦屋心理生活研究所・所長)

吉 沅洪(広島市立大学・准教授)

矢島郁代(新潟県柏崎市元気館)

高橋光恵(兵庫県スクールカウンセラー)

○小澤康司(立正大学・准教授)

  小林朋子(静岡大学・准教授)

  岡嵜順子(予防医学心理学研究室代表)

  織田島純子(新潟県スクールカウンセラー)

  黄 正国:広島大学教育学部学生(通訳)

  張 磊:東京大学教育学研究科博士後期課程学生(通訳)

派遣期間:7/1~8日

3,活動予定

1)北京にて、心理専門職者に、阪神淡路大震災・新潟中越地震などでの心のケアの理論と実践方法について、伝達する.

2)西南大学(重慶)にて、心理専門職者・学生に、避難所での心理援助の実際や災害後のカウンセリング実習など、実践的研修を行う。

)中国心理学会、西南大学がサポートしている被災地を訪問し、助言交流する。

***********************************

私は、前半は第一次派遣でお世話になった重慶にある西南大学で研修を担当させていただきます。その後、冨永先生たちの北京チームと合流して、成都に向かいます。その後、後半は高橋先生をはじめ4名で、綿竹に入り、避難所を中心に活動する予定です。綿竹は、学校など多くの建物が倒壊し、多くの方が亡くなったところです。そして、今でも多くの方が避難生活をしています。

現在の気温・・・重慶は35度、成都は33度・・・非常に暑いようです。この中で避難生活を送っている多くの被災者の方たちのことを思うと・・・。

心静かに・・・

そして、スーパーヴァイザーから頂いたことば・・・

[身の丈の無力感を抱えながら、そこに身も心もしっかり自分らしく居ること」

これを胸に活動してきます。

また帰ってきたらブログでご報告します。

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帰ってきました

中国・四川大地震の心のケアチームのメンバーとして派遣され、無事に日本に戻ってきました。活動は主に重慶にある西南大学で心のケアにあたる中国の支援者に対する研修、西南大学の教員そして学生ボランティアに対してのスーパーヴィジョンをしてきました。

メディアにも取り上げていただきました。

朝日新聞 http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200806010007.html

日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080602AT1G3101402062008.html

http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news000244.html

神戸新聞 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001076752.shtml

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001103387.shtml

急ですが、6月7日(土)に都内でこの活動の報告会をやることになりました。

心理臨床学会HP http://www.ajcp.info/

関心のある方はぜひ聞きに来て下さい。

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精一杯やれることを

中国に行ってきます。

詳細は、日本心理臨床学会公式HP http://www.ajcp.info/index.htm

この準備にあたって、がじゅまるクラブでお世話になったSさんには保健所に問い合わせて、短い時間の間に最低限必要な薬やワクチンを調達していただいたり多大なるご協力を頂きました(Sさんお忙しい中、本当にありがとうございました!!)。それと、コバ研の太田先生と望月さんからは現地で子どもたちと遊ぶためのおもちゃや道具を頂きました。

被災した方々のために、自分ができることを精一杯やってこようと思っています。

それでは、行ってきます。

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がじゅまるクラブ

今年度、LD児親の会「きんもくせい」と連携して、小集団でのVLFプログラムを行っています。5月から5名の子どもたちと保護者の方が約月1回、静大に集まってトレーニングをしています。早いものでもう残り1回となりました。

最初はスタッフも、子どもたちも緊張した感じですが、今は休憩時間も含め、とても雰囲気がいい感じです。子どもたちの様子も変化してきました。がじゅまるで、子どもたちの笑顔を見ると私たちスタッフもとてもうれしくて、また元気をもらえます。

がじゅまるクラブの「がじゅまる」は、八木くんが「根をしっかり張って生きていく」という思いをこめてつけた名前です。このがじゅまるクラブでの体験が、少しでも役に立ってくれることを願わずにはいられません。

11月はラストのがじゅまるクラブです。とっておきの企画をスタッフで用意をしています(笑)。私も楽しみ♪Cimg0164

←「からすたろう」の課題に取り組むみんなとスタッフ。こんな風にほのぼのとした雰囲気で楽しくやっています

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