研究あれこれ

暴走族と対人関係能力との関連

実家があるI県に戻ると、静岡では聞いたことがない音がしてくる。

ぼぼぼぼぼぼ!!!

ぶるるん、ぶるるん!!!!!!!!

ぱらりぱらりぱらり!!!ぶうううううううううううううううん!!

そう・・・・暴走族だ。

I県は今でも暴走族がいる県としてときどきテレビにも取り上げられるけれども、その音を聞いて、「こんな時代でも、まだがんばってるんだ・・・」と思った。

そこでふと調べてみた、

警察によると、暴走族は、大きく分けて「共同危険型」と「違法競走型」に分けられる。「共同危険型」がいわゆる暴走族で、「違法競争型」はいわゆる走り屋が該当する。共同危険型は集団を作って暴走する。その集団は先輩後輩というヒエラルキーがしっかりあり、その中のルールに対しては厳しい掟がある。

ウキペディアに面白い記述を見つけた。

「共同危険型の盛衰」

1980年前後には共同危険型暴走族は最盛期を迎えた。警察庁の1980年11月調査では、全国で754グループ、38,902名の暴走族が確認された。これは1980年6月に比べて10.8%増の数字である(女性暴走族は948名から1,426名に増加)。低年齢化も進み、15歳以下の構成員は、1976年当時の47名から1,208名へと約25倍になっていた。1981年にもグループ数は更に増加し、835グループが確認され、8,255名が検挙された(前年比82.5%増)。

彼らは、パンチパーマに剃り込みを入れた髪型に、特攻服刺繍などで飾り付けをしたものを着て、自分たちのことを「ツッパリ」という語で呼ぶようになり、徒党を組んで集会などを行った。この後、「ツッパリ」は暴走族以外にも拡大して、次第に不良行為を行う事で自己を顕示する少年少女らのスタイルとして定着するようになる。ツッパリファッションを身にまとった「リーゼントロック」[6]音楽バンドが、当時の管理教育に反発する少年層の間で大流行し、ツッパリファッションを子猫に着せた「なめ猫グッズ」が発売されたのもこの時期である。

しかし暴走族文化の拡大とともに、本来は「10代の若者が、学校や社会に反発していることを示す行動様式」とされた共同危険型暴走族は、次第にOBを含めた上下関係や既存の暴力団との繋がりを持ち、グループ内の制約遵守や規律を守らない構成員に対する制裁などの掟に、構成員はがんじがらめとなってきた。若者を取り巻く環境の変化に伴って、この厳しい伝統的拘束を嫌う傾向が青少年層に強く見られるようになる。

また、こうした主従関係の維持や、敵対組織に対抗する用意などには、強力なリーダーシップを持つ幹部主導者を必要とするが、大きな責任を背負って組織を運営していくほどの能力と意欲を持つ者が減少し、地縁関係で結ばれる先輩後輩関係の希薄化、集団行動への忌避意識の高まりといった風潮の影響も受け、組織を編成して暴走行為を行うスタイルは成り立ちにくくなってくる。

・・・とある。

これを読んで、う~んと思った。

リーダシップを取って大きな組織を運営したり、集団で何かをするには対人関係の力がなくては成り立ちにくい。共同危険型が衰退しているということは、やはり対人関係の希薄さやそれを維持するためのスキルが低下しているという現れの一つとして考えられるのだろう。

そういう意味ではまだ我が故郷I県は、子どもたちの力が残されているのかなとふと思った(ちなみに暴走行為を容認しているわけではありません。人に迷惑をかけている行為は許されることではありません)。

ちなみに子どもの頃、私は「なめ猫」グッツを買いました(年代がバレる?!笑)。

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シンポ盛況!

先日、教育心理学会が開催されました。

20日には、自主シンポジウム「日本になじむ、いじめ予防プログラム(2)-生徒、教師、大学生、研究者の連携-」で、T中のS先生と一緒に話題提供者として発表をさせていただきました。会場には140人を越える方が出席してください、教室に入れないくらい一杯になりました。本当に参加してくださった先生方、ありがとうございました。

シンポが終わり、次はポスター発表。昨年の静大SSTチームのメンバーも集まってくれて、みんなで発表をしました。

その後は、大阪教育大学の戸田先生、甲子園大学の金綱先生、そして法政大学の渡辺先生と院生のみなさんで打ち上げをしました。

おかげ様で、SST本が学会初日で学会に持ってきた在庫がすべて完売するという事態も起き、みんなで去年のがんばりを慰労しながらの楽しい会になりました。

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発表して・・・

APAでの発表が無事に終わりました。

アメリカ、カナダ、ドイツ、韓国、そして中国の研究者が聞きに来てくれました。中には、9・11後の消防士のケアを担当している教授の方や(少しワインを飲んでいましたが笑)ドイツ軍で心理学者をしている方など、日本の学会ではなかなか会いにくい研究者の方と出会えたのがうれしかったです。

来て下さった方からの質問としては、

・日本のPFAの特徴 アメリカのPFAとの違い

・どのようなストレスマネージメント法を使っているのか?

・評価が研修直後に行っているが、フォローアップの評価は行っているか?

・PFAの内容はどの研究を参考にしているのか?

・中国人と日本人では、同じプログラムをやって違いがあるのか?

といったような質問がありました。

特に、「動作法」を取り入れたストレスマネジメントに関する質問をとても多く頂きました。やはり自分たちのオリジナリティをどう出すかは、それをどうエビデンスを基に提示するかが、とても重要なんだと思いました。日本の場合だと、あるやり方を考えて、その方法を1ケースへの適用で発表してもある意味OKですが、やはりそこはエビデンスの国。しっかり臨床的な方法に関しても、そのオリジナリティやエビデンスをみなさんしっかり質問されてきました。

どうも臨床的な手法に関すると、エビデンスをとることに関して、「これは臨床だから、なかなかかちっとした研究データをとることは難しい」という発言をときどき聞きます。確かにそうした部分はあると思いますが、それを理由にして、「どうしたらエビデンスを基に議論できるか」というアイディアを生み出すことがおそろかになっているように感じます。いろいろなアイディアを考えたけれども、この条件でエビデンスベースでやりにくいので、そのためこうした研究方法をとる・・・というように考えないといけないことを、また改めて実感をしました。最初から、エビデンスは難しいんだよね・・・と言い訳にしたくない、しないようにしようというのが、今回、実感したことの一つです。

発表の最後に、アメリカ在住の中国人の研究者がいらしてくださいました。笑顔の素敵なとてもチャーミングな方でした。四川省出身で、親族の方が被災したそうです。アメリカから助けに行きたかったけれども、子どもとかがいて難しかったそうです。なので、こうした日本からの支援を心から喜んでいて、「私にできることがあったら言って下さい!」と申し出てくれました。アメリカの資料なども気軽に送ってくださるそうです。なんとも心強いサポーターです。

もっともっと、いろいろな研究者と話がしたい・・・そう思いました。

以前、私がアメリカのワークショップに参加している時に、ふと作った俳句・・・(笑)

「話すこと、理解すること、それだけで、できるとうれしい 人との会話」

やっぱり、もっと英語をやらねば・・・これは引き続き、私の課題です(笑)

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APA

トロントにいます。

今日は、APA1日目でした。プログラムを見て、自分の興味のある分野のセッションがあるかどうかを確認するだけでも一苦労です。

インターネットを介したいじめに対象するプログラム、podcastを使った学習方法など、新しい試みなどが結構多いです。また、トラウマ関連の研究発表も非常に多いです。戦争の紛争地域の違い?、そして帰還兵のケアなどがシンポジウムとして取り上げられています。日本の学会ではなかなか触れられないテーマです。

トラウマの臨床に関しては、やはりCBTが多い印象を受けています。APA全体でも臨床系のテーマが多い感じで、領域の偏りを感じています。

明日はいよいよ発表です。AMEから1か月おいての発表なので、国際学会の雰囲気にもだいぶ慣れてきました。がんばってきます!

続きを読む "APA "

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SST校内研修

先日、SCとして勤務しているT中学校の校内研修がありました。

昨年に引き続き、SSTを実践するのですが、今年はさらにSSTを教育課程に位置づけています。より先生方が「自分のもの」としていただくために、どのような研修をやるとよいかについて研修主任の先生と話をしていました。

昨年度は、こちらが用意した指導案をベースとして、個々の先生のアイディアを取り入れてもらい授業を行ってもらいました。けれども、どうしても先生が「受け身」になってしまうという課題がでてきました。なので、今年度は、1から指導案を作って頂くことにしました。

まず、6月にmmm先生がSSTの模範授業をやってくださいました。それを先生方全員で参観しました。そしてその後に事後研を行って、今年から新しくいらした先生方にSSTとは何ぞやという解説と、昨年度からいらっしゃる先生はSSTに関する知識をもう一度再確認する作業を行いました(この解説は私が担当をさせて頂きました)。

そして7月に入り、学年ごとに、子どもたちにアンケート調査を実施して実態把握をしました。その結果をまとめて、その結果を基に、子どもたちに身につけさせたいスキルを先生方が話し合いました。そしてそのスキルを基に、学年の先生が2つのグループに分かれて、指導案を作成しました。ここまでが研修主任の先生が中心となって、先生方だけで行いました。

その力作の指導案が、研究室のFAXにガンガン送られてきた時はびっくりしました(笑)。ただ、共通してみられた課題点として、モデリングの構成の仕方がありました。

悪いモデル→どこが悪いか指摘させる→どうすればいいか考えさせて→指摘させる

という流れでした。これはOKです。

ただ、望ましいスキルの「型」をもう少し練る必要がありました。

これを明確にすることで、授業で生徒に何を伝えたいのか、身につけさせたいのかが教師もはっきりしますし、子どもたちも理解しやすいからです。

例えば、「いやな申し出についてはっきりと断る」というスキルであれば、

非言語的なポイント(目を見る・真剣な表情・・・etc)

言語的なポイント(「いやだよ、やりたくないよ」)

何をどうするとよいのかを、生徒たちの発言から指摘されてことがいいのですが、それが出てこない時に、「こういう点もあるよね」と教師から提示する必要があります。

なので、オリジナルで指導案を作成する場合には、「何をどのようにすると望ましいのか」という点を、教師がはっきりとイメージしておく必要があります。

そこで、そのポイントをもう少し明確にしてもらうために、各学年で話し合って頂きました。さすがに、少し説明しただけで、何を言いたいのかが先生方が理解して下さっている感じを受けました。1回きりの研修を担当した時と、全く違う感じです。ここまで来ると、「先生自身が自分でSSTの指導案を作成することができてくるんだよな・・・」、と思いました。

各学年でディスカッションして頂いた後に、全体で共有するために板書をしてもらい、それぞれにコメントをしました。先生方がホワイトボードに書いた生徒に身につけてもらいたいスキルを眺めると、共通したテーマとして、やはり「感情」をどう扱うかが大きく関与していることがわかりました。特に、「怒り」です。

Image1281

確かに、SCとして生徒たちと関わる中で、この「怒り」の感情の扱いは本当に支援すべきテーマの一つです。先生がといろいろと協議し、指導案が固まってきました。実践は、9月、運動会が終わってからスタートの予定です。10月下旬には公開研究授業(注 本校は文科省もしくは委員会の指定校ではありません)が行われる予定です。

昨年に引き続き、私も相談室・保健室のSSTもやりたいな~と思っています。楽しみですcatface

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ユトレヒトで・・・

無事に学会発表を終えて帰国し、毎日ドタバタと日常業務に追われています。

現地で何度かブログをUPしようとしたけれど、アップロードするたびにブログサーバーのエラーになるので、泣く泣くあきらめてしまいました(笑)。結構、研究モードの長文の記事を書いたのだけれど・・・crying

発表には何人かが質問にきて下さいました。

「どうしてこの内容にしたのか?日本の学校現場をふまえてこうしたのか?」とか。

日本の学校現場でALTをやったことのある方は、セッションの内容の中に感情のコントロールが含まれていることについて

「日本人は、怒りの感情をあまり出さずにコントロールしているように感じている。なのに、こうした課題をやるのはどうしてか?」

文化差などについてもお互いに意見を出し合って話すことができたので、面白かったです。

会場となったユトレヒト大学は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると・・・

「ユトレヒト大学(ゆとれひとだいがく、Universiteit Utrecht)はオランダユトレヒトにある大学。1636年に設立され、オランダの大学としてはライデン大学に次ぐ古さを誇っている。また、ヨーロッパの大学としても最も規模の大きな大学の一つである。1584年に設立されたユトレヒト市図書館は、大学の設立と一体のもので、これはオランダ北部では最大規模のものである。2004年の時点で、大学の26,787人の生徒、8,224人の教授陣を有する。」

とある。

「1636年」・・・「日本だといつの時代?」と、調べてみた。

徳川家康が江戸幕府を作ったのが、1603年・・・。家康の時代に建てられた大学、しかもその建物をふつーに使っているのだ。それにびっくりだった。さすがヨーロッパ。

なので・・・・・・

会場のある部屋の写真。どう見ても、本棚です。

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でも、本棚中央の黒いプレートを見てみると・・・・

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「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「トイレ????!!!!」

半信半疑でドアを開けてみると・・・・

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そこにはしっかりトイレがありました(笑)

改修する時に、本棚のようにカバーしたのでしょう(笑)

誰もそこにトイレがあるとは気がつかず、会場の誰もそこに入っていく人を見かけませんでした(少なくても私がそこにいる時には・・・)。

最近、北米やアジアが多く、ヨーロッパに行くのは10年ぶりでした。アメリカと違って、ヨーロッパの落ち着いた雰囲気がとてもいいなあ~と思いました。

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ユトレヒトは、ミッフィー(オランダ語で、ナインチェと言います)の作者ブルーナーさんがお住まいの町です。もちろんミッフィー美術館に行きました。そこのプレイルームのようなところで遊んでいる子どもたちのかわいいことといったら!言葉が通じないのですが、また子どもたちに絡んで、少しだけですが遊んでもらいました(笑)

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いよいよ

いよいよ。

週末、静岡県臨床心理士会の総会が開催されました。そこで、県士会の被害者支援委員会の委員長の役を正式に仰せつかりました。

被害者支援委員会を運営していくにあたり、個人的にこの方に入って頂きたい!と思う方々、一人ひとりに電話をして、委員になっていただけるようお願いしました。ありがたいことに、みなさん、快く引き受けて下さいました。

普段は、病院、児童相談所、教育センター、県警、スクールカウンセラー、など、様々な場所でカウンセリングに携わってくださっている方たちです。そして被害者の立場になる方を支える最前線にいらっしゃいます。

被害者支援委員会は、事件事故だけでなく、静岡の地域的な課題である東海地震の際の支援体制の検討も大きなミッションとしてあります。これから、このメンバーで様々な活動を推進していく予定です。

総会の後、委員会を開催し、その後、懇親会をやりました。被害者支援委員会のメンバーは、体育会系臨床心理士であることが判明しました(笑)。被害者支援は、技術はもとより、心も、そして体も健やかで、それが「保てる」ことがとても重要です。そして、まず自ら「動ける」「入っていける」ということも大切です。

新しいことができるメンバーで委員会が始動しました。とてもワクワクしています。

そして、いよいよ。

明日、オランダに行ってきます。

AMEでの発表です。日本の学校でしか英語を学んでいないので(しかも公立校only)、準備にも四苦八苦しましたが、どうにかプレゼンの準備は終わりました。ベストは尽くせたと思います。

あとは持ち前の度胸(?)で、どうにかなるでしょう(笑)。

ネット環境がよければ、向こうの様子をUPしたいと思っています。

それでは行ってきます!

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「VLF思いやり育成プログラム」の本が発刊されました

渡辺弥生先生が編者をされている「絵本で育てるソーシャルスキル」が発刊されました。

この本は、渡辺先生がハーバード大に短期研修に行かれた際に、セルマン先生から指導をもらって日本に紹介した「VLF思いやり育成プログラム」に基づいています。

渡辺先生によるとこの本のコンセプトは、「普段の子どもたちによく見られる18のトラブルを取り上げ、具体的にどのようにかかわったらよいかについて、VLF思いやり育成プログラムという方法でアプローチしました。このプログラムのポイントは、ソーシャルスキルの考え、思いやりの心を育む、絵本を使う、の3つにあります。子どもたちが大好きな絵本を使うことで、いろいろな人たちとうまく生活していくために必要なソーシャルスキルを楽しく学ぶことができます」、とあります。

私はこの本で、「友だちにいじわるをする子」「友だちを助けてあげない子」「友だちが傷つくことをする子」を担当させて頂きました。この原稿を書くためによい絵本はないかといろいろと調べたり、読んだりしました。その時に気づいたのが、「いじめられっ子」が主人公の絵本はあっても(例えば、からすたろう)、「いじめっ子」が主人公の絵本がないこと。いじめっ子が、ある出来事をきっかけに自分がしてきたことを振り返る・・・といった内容の絵本がないかといろいろ探したのですが、結局、私のリサーチで見つからなかったのです(もし「こんな本があるよ!」という本があればぜひ教えてください!)。いじめっ子の心情、そしてその心情の変化に触れるものがあってもよいのにな・・・と思います。

VLFはここしばらく実践していませんが、以前、mmm先生が「裏庭での出来事」という文部科学省作成のビデオ教材を用いてやってくださったVLFの授業は今でも私にとって印象深い授業として残っています(今でもなぜあの授業を録画しなかったんだろうと後悔しています)。VLFは、SSTとはまた異なる雰囲気、そして深く、子どもに迫る授業になるのですが、教材研究によって授業者の力量が出やすいのと(これはどの授業でも同じかもしれませんが)、一つの価値観を教える道徳の授業と違って、様々な意見が出てくることによる道徳との違いが先生方にとって少し違和感があるようです。ただ、小学校の先生にはとてもなじみやすいプログラムです。

久しぶりにVLFもやってみたくなってきました。そして興味のある方はぜひお手元に1冊、ぜひfuji

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国際学会の舞台へ

今年度は、これまでにやったことがなかったことに挑戦する。

それは、国際学会での発表。もちろん、英語・・・。

国際学会で筆頭発表者として発表するのは今回が初めて。なので、とまどうことがあった。

日本の心理系の学会では、学会発表に関して事前の審査はない。なので、会員が発表したいと手をあげれば、誰でも発表できる。けれども、今回発表する2つの学会は、事前審査があり、英文のサマリーを送ってそこで採択されて、初めて発表できるシステムなのだ。

英文を送ってから審査結果が出るまではどきどきだった。特にAPAは審査で落とされることも多いと聞いていた。世界中から発表する人が集まるのだから、ある意味審査をしないとすごいことになるのだろう。

お陰さまで2つの学会とも採択され、発表することになった。

まず7月に、Association for Moral Education (AME)で発表する。

内容は、昨年度取り組んでいたT中のSST実践について。

Kobayashi,T. & Watanabe,Y. (2009)The practice of social skills training in a Japanese junior high school: A focus on “emotion”

8月には、American Psychological Association(APA)で、四川大地震被災地での日本チームの支援活動について発表する。

Kobayashi,T. Yuanhong Ji, Tominaga,Y. &Takahashi,S. (2009)Japanese Psychological First Aid of Sichuan earthquake in China

冨永先生、高橋先生を初めとする先輩方が実践してこられた日本の被災地支援の方法は世界で誇れるものだ。だけれど、なかなか世界(特にアメリカ)に向けて発信する機会がなかったようだった。なので、第一次派遣からの盟友 吉先生と「アメリカに向けて日本の被災者支援をアピールしたいね」と前々から話をしていた。先輩方の業績をアメリカの研究者、実践家に伝えたかったのだ。

心理療法をはじめとして、トラウマケアなど、日本の臨床心理学においてカウンセリングやアセスメントの多くが「輸入もの」だ。四川の被災地に行くまでは、そこにあまり違和感を感じてはいなかった。けれども四川での支援活動で、ディブリーフィングを適用することによる弊害、「死」という宗教的な背景がどうしても避けられない場面に出くわすことが多かった。その時に、文化的背景、生活習慣、宗教が異なる環境で編み出されたケアのやり方が、すべての地域、国でそのまま適用されていいのか・・・その理論だけが正しいのか、その理論だけがケアの手法なのか・・・と疑問がわいてきた。

アジアはアジアの文化がある。災害の多い日本だからこそ、そしてアジア人だからこそできるケアのやり方がある。こうしたケアのあり方(特に被災地での支援方法)を、日本はもっと欧米(特にアメリカ)に伝えてもいいように思うのだ。

私はまだ先輩方の受け売りのレベルなので、大きなことは言えない。ただ、先輩方の実践を伝えることは私たちにもできる。若武者(!?)は、敢えてアウェイで戦うのだ(笑)。

そのためには、語学力・・・(泣)

ただいま、気合を入れて頑張り始めているところですpunch

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本を頂きました

同じ教育学部で生涯学習をご専門とされている渋江先生から、翻訳本「成人女性の学習」を頂きました。渋江先生はアメリカの生涯学習の実践家についての研究をされています。「人生、死ぬまで勉強だ」と思っているので、成人した女性がどのように学習を進めていくのか興味があります。女性のアイデンティティ形成などが解説されている章もありました。拝読させて頂こうと思っています。 Capmcr7n

あと、私が書いた本も出ました。年明け早々、執筆していた本で、「改訂 ヒューマンサービスに関わる人のための教育心理学」です。

虐待に関するところを書かせて頂きましたが、法律などが数年でバタバタと変わっていて、それを理解するだけでも大変でした。それだけ、社会の状況がシビアということなのですが・・・。

今年は、例年にも増して、執筆が多く、今はSSTに関する本の原稿を抱えていますcrying

執筆している時は産みの苦しみなのですが、完成した本を見るといつも書いてよかったなと思います。がんばるぞ~run

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SSTプロジェクト完全終了!

先月半年にわたるT中SSTの授業が終わった。

始めた時はまだまだあるような感じだったけれども終わってみるとあっと言う間の半年だった。途中とてもきつかった時があったけれど、TAの学生も先生方も誰も辞めなかった。最終的には全17クラス、そして保健室相談室登校の生徒にも、参加できるすべての生徒たちが全6セッションに取り組むことができた。

教育委員会の研究指定でも何でもないにもかかわらず、担任の先生みんなが全6セッションをやりきって下さった。入試などいろいろなことがあるので途中で中止になるクラスがでることは覚悟していたのでうれしい誤算だった。先生たちの努力にただただ頭の下がる思いだ。

生徒たちが「先生!今日はSSTじゃないの?!」と言ってきたり、生徒の変化を感じるようになってきてこうしたプログラムもありだなと感じたということを話してくれた先生もいた。とにかく中学校全体で取り組んだことがある意味すごいことだよ!と励ましてくれた先生もいた。

とにかく大変な状況の中、学生達と共に走り抜けたような時間だった。いつも頑張って準備をしてくれていた学生たちの姿を見て、「私も頑張らなきゃ」と元気をもらった。TAの学生たちには心からの感謝の気持ちで一杯なのと一緒にあの仲間でやれたことを誇りに感じている。

終了後すぐに事後テストを先生方に実施して頂き、TA総出でデータ入力をしてそれも終えた。そして今日、法政大学の渡辺先生の研究会で学生たちと発表をした。これでこのプロジェクトは終了だ。あとは私がデータ解析などをして、教育心理学会で発表するだけとなった。終わった〜!という思いと、これで終わりなんだという寂しさとが混ざって、今は少し複雑な気分…。

先日のTA打ち上げ会の時にTAのみんなから写真付きのアルバムを頂いた。Cazkentu

本当に想定外のことだったのでびっくりした。だけれどもジワジワと彼等に会えて一緒に取り組めてホントによかったという感動が染み渡ってきた。嬉しかった。教員をやっていてよかったと思えた。ずっと大切に持っていようと思うし、学校現場に巣立っていって成長した姿が見られるのも本当に楽しみだ。

Ta_photo1とにかく、半年間本当にお疲れ様でした!

そしてT中の生徒のみなさん、先生方、法政大学の渡辺先生と学生のみなさん、本当にありがとうございました!

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SST前半終了

今日で、SSTの前半3回が終了しました。

いろいろと課題も多く出てきていますが、生徒の変化も出てきているので、がんばるぞ!という気になります(笑)。

私は5時間目の相談室・保健室の生徒を対象とした授業の授業者としてSSTをやっています。参加している生徒にも変化が出てきています。

先日・・・SCとして学校に行っていたとき、相談室で遅い給食を取っていました。そこに、相談室でSSTを受けている生徒と話しをしました。そしたら、「先生・・○○さんがたくさんおしゃべりしてくれるようになったよ。これもSSTの効果だよ。先生、がんばったね!」と、生徒からお褒めの言葉を頂きました(笑)。こうした生徒の言葉に元気をもらって、「がんばるぞ!」という気持ちになりますsmile

ある先生からは、「SSTの授業の後は、なんか生徒の様子がうるさいくらいに元気なんですよね」というコメントも頂きました。いろいろと課題も多いところが両手をあげて喜べないところではありますが、後半3回のセッションも先生方と一緒に頑張っていきたいと思っています。

先生方、そして静大TAのみなさん、前半戦お疲れ様でした!

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障がいのある子どもの心のケアに関する研修会

今日は、静岡総合研究機構のSOE研究助成を頂いて、研修会を開催しました。今回は、県の養護教諭の研修会に講師でお招き頂いた時に、特別支援学校の養護教諭の先生方向けに口頭でご案内させていただいただけで、本当に口コミだけで広報をしただけでしたが、保護者の方、特別支援学校の先生方がご参加くださいました。また、いつもいつも応援してくださるきんもくせいのお母様方が、広報、そして当日のお手伝いまでして下さいました(特に、Sさんには感謝の一言につきます泣!)。お忙しい中、ご参加&お手伝い本当にありがとうございました。happy01

研修では、昨年度まで一緒に共同研究をさせていただいた沼津特別支援学校との研究成果をまずお話ししました。

中越地震の被災地では、障がいのある子どもの心身の変化として、

①障がいにかかわらず、被災した人に共通してみられる変化(例えば、トラウマ反応、避難生活など慣れない生活に伴うストレス反応)

②障がいゆえに起こりやすい心身の変化(例えば、自閉症の子どもには奇声やパニック、こだわりが強くなるなど)

③命にかかわる変化(例えば、てんかん発作が起きやすくなるなど)

が見出されました。

そこで、対策を立てるキーワードとして、

「場所」→安心して避難できる場所

「人」→保護者が不在の時に安否確認してくれる人、片付けなど手が離せない時に少しだけでも子どもを見てくれる人など

「情報」→避難情報、安否情報など。これには受信をどうするかということだけではなく、子どもが一人でいる場合(特に通学時に被災した場合)に、どこにいるのかを子ども側からも発信できるようにする。

をどう確保するかと考えていくということを提案しました。

私は、心のケアを領域としているのですが、こうした防災関連の対策も「心のケア」を考えていく上でとても重要だと考えています。「場所」「人」そして「情報」の体制が事前に整えておけば、要らぬ不安や焦燥感は低減できると考えているからです。

参加してくださった静岡大学教育大学附属特別支援学校のPTAの方々、災害に関する調査を実施してそれをまとめていらっしゃいました。調査では、登下校中や学校での引き渡しに関して家庭でどのような対策ななされているか等について調べていました。静大の附属学校園で、こうした取り組みがなされていることにまずびっくりした!と同時に、頼もしい組織が身近にあったことにうれしくもなりました。灯台元暗しです(笑)。

あと、市内小中学校の特別支援学級に通級している子どもをお持ちの保護者の方もみえられました。研修後、「こんなことを考えてもいなかった。災害の時にどうするかという問題に気づかせてもらえただけでも、今日来てよかった」と口々におっしゃられて下さい、主催者としてとてもうれしく思いました。保護者の方と話をして、特別支援学校よりも、ある意味特別支援学級の子どもの方がなかなか障がいに応じた支援が行き届きにくいのでは・・・と思いました。

少しづつですが、学校の先生、保護者の方、そして地域の方と、静岡県に東海地震が来た時に、みんなで助け合えるシステムができるよう進めていきたいと思っています。

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研究を振り返る

無事に、カウンセリング学会の受賞講演が終わりました。始まるまではどきどきでしたが、雰囲気が自主シンポジウムのようで、温かい雰囲気でしたので、とても話しやすかったです。聞きに来てくれた五十嵐先生は、「緊張していたけど、だんだんいつものペースで話していた笑」とコメントしてくださいました。

静岡県臨床心理士会でお世話になっている藁科先生や、静岡県の先生方も聞きに来て下さいました。ありがとうございました。

今回の講演をまとめるにあたり、自分のこれまでの実践や研究をもう一度体系的に捉えなおして、今後どういった方向性に進めていくかを、まとめるよい機会になりました。Cimg1922_4  

私の研究・実践において、まず状況に応じた3つの柱があります。

スクールカウンセラーとして活動する、いわゆる「日常のスクールカウンセリング」です。子ども、保護者の相談です。

これに「予防」の視点から、「心理教育プログラム」に関する研究および実践があります。このブログでも何度も報告していますが、SSTやVLFプログラムなどです。対処ではなく、予防をどうするのかということです。

そして、学校では、残念なことですが、子どもが巻き込まれる犯罪、そして自殺などが起こることも珍しくなくなってきてしまいました。そして、災害なども日本に住んでいればいつどこで起こるかわかりません。こうした「危機発生時の心のケア」に関しても、学校カウンセリングの研究や実践では重要だと考えて、これまでに行ってきました。

この3つの柱について、「教師へのコンサルテーション」をそれぞれどう進めていくか、という研究の視点が入ってきます。今、実施しているSSTも、子どもだけ見るのではなく、TAや先生方にどのようにフィードバックしていくとよいかというコンサルテーションに視点からも、いろいろと工夫をしています。

こうした点を全部ひっくるめて、「包括的な学校カウンセリング」ということで講演させていただきました。このスライドを作っていく作業で、すごく自分のポジションが明確になった感じです。今後は、「心理教育プログラム」「危機介入」、そしてこの点に関する「教師へのコンサルテーション」を中心に、しばらく研究・実践をしていこうと思っています。

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SST Session1終了

金曜日に無事にセッション1が終了・・・

3時間目に全クラス一斉に授業がスタート。

私は全クラスの授業の様子を廊下からのぞかせてもらった。

先生によって授業の雰囲気がかなり違う。セルマン先生が、昨年のAMEで学級の雰囲気を重視した内容の発表をしていたのもよくわかる。この点についても、今後研究してみたい点だ。

指導案や教材に関する変更点もいくつか見えた。先生方によって意見や感想も違ったりして面白い。「なるほど・・・」と思う指摘も多く頂いた。

午後には、相談室&保健室登校の生徒を集めてSSTを実施した。授業者は私・・・。カウンセリングしている生徒が多かったので、リラックスできた反面、彼らの前である意味「先生」として前に立つことにちょっと葛藤した。最初から学生TAに授業者をやってもらうことも考えたけれど、彼らも少し緊張するだろうと思った。なので、普段接している私が最初に授業者をやって、彼らがSSTの雰囲気に慣れてきたら学生TAに代わってもらうのもよいかと考えている。いつもと違った彼らの一面が見れて、私も楽しかったし、子どもたちの理解が別な視点から少し深まった気がした。しばらく、こうした取り組みが一対一の面接プロセスにどう影響するのかも注意深く感じ取ろうと思っている。

夕方、永山君と望月さんと次のセッションの準備をしながら、いろいろと話をした。TAの学生たちも学びの多かった1日だったよう。

公開研究授業を入れるとあと7日・・・

長い?短い?

すべてが終わった時に、学生たちとすごい達成感が味わえそう。

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ソーシャルスキルトレーニングの実施に向けて

共同研究をさせていただいている法政大学の渡辺弥生先生から、ご著書「11歳の身の上相談」(講談社)を頂きました。 いつも思うのですが、先生の本はとても具体的で、しかもわかりやすいです。Image006子育てしているお母さん向けに作った本なので、マンガも入っていて、難しい心理学の知識をとてもわかりやすく解説しています。思春期のお子さんを持つお母さんたちだけでなく、学校の先生や学生の方にもお勧めです!渡辺先生が書かれるようなよい本を自分も作れるようになりたいな~といつもしみじみ思います。

現在コバ研では、その渡辺先生との共同研究として、ソーシャルスキルトレーニングの中学校での実践に向けて、バタバタしています。予定しているのは、ソーシャルスキルトレーニングの中の一つのプログラムであるSS.GRIN(Social Skill Group Intervention)というプログラムです。SS.GRINは、ノースキャロライナ大学のDeRosire博士のチームが研究、実践しているプログラムで、社会的学習理論および認知行動理論の視点や技法を結びつけた方法です。

そのプログラムが目指す目標は、子どもたちの

①認知的・行動的なソーシャルスキルの基本を育てる

②向社会的な態度や行動の強化

③いじめなどの問題に対処する適切なコーピング・スキルを促進する

とされています。このプログラムは、対人関係や怒り、自尊心、敬意といった感情の認知的側面を強調するところが特徴です(渡辺,2008)。日本では、渡辺先生の研究室が千葉県と静岡県の公立高校で実践しています。コバ研も静岡県の高校での実践のお手伝いをさせてもらっています。そしていよいよコバ研が中心となって、このプログラムを中学校で行うことになりました。日本の中学校での実践はこれが初めてとなります。

これまで実施した高校の指導案をベースとしていますが、高校生用を中学生用に修正するのは、思ったよりも簡単ではありませんでした。教材も、学校の先生ではなく、すべて大学の方で準備をするため、何度も時間をとり、時間に追われるようにコバ研総動員で準備に大わらわ・・・shock。コバ研だけでなく、他専攻でも、このプログラムに興味のある学生さんも手伝ってくれています。Image004 (写真は、準備に熱が入るコバ研一同)

本当に、本当に、大変な作業ですが、生徒の笑顔が見られればきっと苦労なんて吹っ飛ぶんだろうな~catfaceこのプログラムは11月から2月まで実施します。

がんばるぞ!happy02

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ボストンにて

ただいまボストンにいます。

とても涼しくて、日本の11月のような陽気です。暑い暑い日本から来たので、とても快適で、夜は寒すぎるくらいです。

昨日は、ハーバード大学に行き、渡辺先生が在外研究でハーバードに行かれていたときにお子さんを預けていた保育園を見学させていただきました。少人数の上、しかも保育士が多い!日本の幼稚園・保育園と環境が全然違いました。Cimg1731

夜は、日本チームの吉先生と、蘇州大学の陶先生から最近の綿竹の様子を教えてもらいました。アメリカにいても、被災地で出会った子どもたちのことを思い出し、「どうしているかな」と思いをはせています。オリンピックが終わったら、今後、どのような支援となるのかはっきりすることでしょう。

来年のAPAはトロント。災害もしくはコンサルテーションで発表することを目標にがんばろうと思っています(←宣言してしまった!・・・笑)。Cimg1733

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アメリカへ

今日から18日までアメリカのボストンに行ってきます。

そこで、APA(アメリカ心理学会)に参加してきます。

APAでは、SST・VLF、そして災害・事件事故のケアを中心に発表などを聞き、新しい知見を取り入れてきます。

今回の様子を見て、いつか発表することも目標に(笑)。

MAILのお返事が遅くなると思いますが、どうぞご容赦ください。

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静岡大学公開講座

8月に静岡大学公開講座として以下の講座を担当することになりました。

リスクマネージメントもご専門の村越先生が、教育活動に伴うリスクの実態とそれをどう低減するかという点についてお話します。

その後、私は災害、そして事件事故など学校において危機的な状況が発生してしまった場合の子どもたちの心のケアについてお話しさせていただきます。
最後に村越先生と小林が入り、参加者も交えてトークをしようかと話をしています。

つきましては、こうした学校危機の対応に興味のある教育関係者の方の参加をお待ちしております。定員が30名となっておりますので、なるべく早く教育学部実践センターまでお申し込み下さい。

*********************

講座名:学校での危機管理:リスクマネージメントから心のケアまで

日時:8月19日(火)9:00~17:00

場所:静岡市産学交流センター(B-nest)→新静岡の近くです

目的:本講座では、現代の学校運営の中で重要な課題となっている教育現場での危機についてのリスクマネージメントを扱う。とりわけ教育活動に内在する危険をどうコントロールしそのリスクを減らすかと、不幸にして事故・事件が発生した後の心のケアを中心に演習等を交えて行う。

講師:村越真(静岡大学教育学部・教授) 小林朋子(静岡大学教育学部・准教授・臨床心理士)

定員:30名

受講費:1,800円(資料代含む)

申込方法: 以下の申込書をダウンロードして教育実践総合センター事務室までFAX(054-238-1071)、もしくは実践センターHP(http: //certd.ed.shizuoka.ac.jp:8080/certd)にあるメールアドレスよりお申し込み下さい。

申込フォーム→

「moushikomi.doc」をダウンロード

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学位記授与式

今日は、筑波大学より博士(教育学)を頂けることになったので学位記授与式に出席してきました。論文博士として、学位論文「子ども支援のための教師へのコンサルテーションに関する研究-効果的なコンサルテーションスキルの観点から-」を、筑波大学の先生方に審査していただき、晴れて博士号を頂けることになりました。学位記授与式にはコバ研を巣立って、現在筑波大大学院にいる上田さんも駆けつけてくれて、私をイメージしたというオレンジ色のお花のブーケをプレゼントしてくれました。コバ研OBにも祝ってもらって、とてもとてもうれしかったです(泣)。080325_1310 080325_1924

学位論文の内容は、スクールカウンセラー(SC)・相談員や特別支援の巡回相談などの立場の人(コンサルタント)が、子どもに日常関わる担任の先生(コンサルティ)などを支援する「コンサルテーション」に焦点をあてています。支援を提供する側のコンサルタントが、支援を受ける側である担任の先生にどのように支援したらよいかについて、コンサルテーションの各ステップごとに明らかにしました。この学位論文のデータの中で、まだ学会誌に投稿していないデータは順次、論文投稿していきます。また、一般書としての出版も計画している段階です。私が大切にしている「研究成果を現場に還元し、役立てる」を来年度は丁寧にやっていこうと考えています。またコンサルテーションに興味のある人たちで研究会や学会でのシンポジウムが企画も考えているところです(このブログを読んで、コンサルテーションに興味のある(持った)方は、私までご連絡くださるととてもうれしいです)。

今年度は仕事をしながらの学位論文の最終執筆に取りかかっていたので、とってもきつかった1年でした。大学の方も教員スタッフが休職等で少なかったため、静大に移ってから一番多い授業数になり、かつ大学運営上の細々した仕事をこなしました。テーマに関連しているSCはどうしても辞めたくなかったので、がんばって両立させていきました。そんなこともあって執筆にかける時間をどう捻出するかが大変で、今年度は(も?!)コバ研の学生スタッフにはずいぶんと迷惑をかけてしまったと、とても反省しています。本当にいろいろな方々の支援、協力のお陰で無事に博士号を取得することができました。ブログ上からではありますが、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

そして、これまで同様に、学校現場の子どもたちの支援に結びつく研究、そして実践を進めていきます。

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中越調査 その2

1月に引き続き、2月にはコバ研学生スタッフと一緒に十日町市のH小学校に行きました。このH小学校は中越地震発生後すぐにボランティアとして行った際に、たまたまご縁があった学校です。こうしてそのご縁から継続調査のご協力をして頂いています。

ぽかぽか陽気の静岡を出発し、新潟に抜けるトンネルを出るとそこは雪国・・・。学生スタッフのKさんはちゃきちゃきの静岡生まれで、これまでにスキーにも行ったことがなかったので、一面銀世界の景色に異常なテンションになりました。200821921_002 200821921_001

駅に着くと校長先生がお出迎えをして下さい、十日町市の様子を見せていただきながら学校に向かいました。学校の回りは雪の壁・・・。さっきまで菜の花が咲いていた静岡から来ると日本は広いんだな~としみじみ思いました。

給食を頂いた後、昼休みには全校児童との対面式?なるものも設けてください、その後の昼休みは子どもたちとたくさん遊ぶことができました。私は1年生の子どもたちとずっと「はないちもんめ」をして遊びました。

その後、H小学校の先生方のご好意で、学生たちは雪下ろし体験、校庭でのスキー体験、スノーモービル体験をさせて頂きました。その間、私はインタビュー面接です(途中で少し私も体験させてもらいましたが・・・笑)。中越沖地震が起きた去年・・・中越地震から3年が経ち、「もう地震はないだろう」と地震のことすら忘れかけていたところに再度の大きな地震がありました。先生方の中にも、中越地震の時を思い出し、パニックになった、涙が出てきた等フラッシュバックに近い症状が見られていました。子どもたちや保護者の中にも心身ともに不安定な症状が見られたそうです。安心していたところに再度の大きな地震は、中越地震の時の1回目の影響よりも大きな影響を与えたのではないかと思います。「安心しきれない」という感覚でしょうか・・・。災害後のケアは地震直後だけではなく、長期的かつ継続的に支援していく必要性があると感じました。

2日目は学校やPTAのご好意で3,4年生のスキー教室にご一緒させてもらいました。その日は雲ひとつない快晴!ふわふわの雪と真っ青な空で最高のスキー日和でした。初心者の学生たちと先生方やPTAの方が親切に指導してくださいました。本当にありがとうございました。200821921_014 200821921_003 夜にはH小学校の先生方との懇親会があり、先生方そしてコバ研スタッフの一発芸まで飛び出し、大いに盛り上がりました。懇親会が終わった頃に、コバ研OBのYさんが新潟から駆けつけてくれてYさんを入れてホテルで2次会をしました。

3日目は、私が4年生対象にソーシャルスキルトレーニングの授業をやりました。内容は、「上手な断り方」です。朝からホテルで学生スタッフはモデリングの最終確認です。学生たちも自分のノンバーバルなくせを指摘されて、「え~!!」とそれを意識して修正するのに四苦八苦していました。こうした授業作りに学生が参加することそのものが、学生のソーシャルスキルの向上につながっていると感じています。学生が丁寧にモデリングやロールプレイの難しさを体験し感じることは、子どもたちを相手に授業をする時にとても活きます。ここらへんを教官がどう指導していくかがとても重要だと考えています。授業終了後はばたばたと事後研修会をやり(他の学校から参加してくださった先生方ありがとうございました)、1時間に1本しかない電車に飛び乗りました。

東京駅で待ち合わせをしながら、反省会・・・。学生たちにとってとても学び多い旅になったようです。静岡にとどまらず、いろいろな地域そして子どもたちに触れることは学生にとってとても大切なことだと考えているので、これからも機会あるごとにゼミ合宿を兼ねて行って行きたいと思っています。

H小学校の校長先生、教頭先生、コーディネーションしてくださったO先生、そしてH小学校の先生方、本当にありがとうございました!

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中越・中越沖地震に関する調査 その1

ご無沙汰しておりました。かなりバタバタとしており、UPすることがたくさんできるとなおさら書けなくなるというスパイラルに入っていました(苦笑)。

2008年に入り、すぐに中越地震と中越沖地震の学校や子どもへの影響に関する調査のため新潟県に入りました。

小千谷市内のある小学校と、中越地震当時小1年だった児童が卒業するまで、子どもの様子や学校体制の変化についての長期的な研究調査を行っています。大学の公開シンポジウムで協力を頂いたN先生と1年ぶりにお会いしました。校長先生からは危機状況に対応するための備えについてお話を伺いました。担任の先生方からは、中越沖地震後の子どもの様子の変化や学級での関わりについて気をつけている点などを教えていただきました。その後、N先生からは養護教諭の立場で子どもの心身の変化がどうであるかや、それに対応するためにどのような体制をとっているかについて詳しく伺うことができました。夜の部では、中越地域の養護教諭の有志の先生方が集まってください、おいしい中越の日本酒を飲みながら(!)、子どものケアに関する実情に関するそれぞれの学校の取り組みについて聞きました。先生方のお話を伺っていると、地震が発生して3年以上経ってもケアを要する子どもは0になっていないこと、中越沖地震の影響を再度受けて不安定になった子どもがいたことがわかりました。災害後のケアは10年以上の時間経過を踏まえて取り組んでいく必要があります。

また今回、新潟県教委の許可を頂き、学校が子どもの心身の変化を調査し、それを委員会がまとめ、SCを派遣するまでのフローチャートやそれに関する書類等を頂きました。中越地震の時と違って、中越沖地震はさらに使いやすくなっていました。2度の災害経験を生かした実践的な流れです。これは静岡でも生かしたいと思い、静岡に戻ってから静岡市教育委員会にその資料をお渡ししました。静岡でも東海地震に備えたケアの体制をさらに”現実的かつ具体的に”考えておかなければいけないと思っています。

さらに1月の調査では、柏崎市まで足を伸ばしました。柏崎は中越沖地震で被害の大きかった地域です。今回、中越地震で被災し、その後人事異動で柏崎に移り、そこで中越沖地震でも被災した先生方にお話を伺うためです。2005年に中越で調査をした際にお世話になったK先生、N先生と連絡を取り、さらにK先生の紹介でM先生にも協力していただきました。いずれの先生も「まさか自分が2回も大きな地震を体験するとは思わなかった」と口をそろえておっしゃっていました。中越地震での経験があったことによって、「何をどうすればよいかわかっていたのでいろいろなことで動けた」ということでした。

被災した先生方のお話を聞くたびに思うのが、日本の先生方はすごいということです。残念ですが不祥事を起こして問題となる先生もいらっしゃいますが、98%の先生方は学校や子どもたちのためにがんばっていると思います。特に災害時にご自分の家族や、先生自身が大変な状況にあるにもかかわらず、子どもたちを心配し、学校のために動いていた先生がなんと多いことか・・・。でもそうした先生方の思いやその活躍に目が向けられず、一部の不祥事に目が向けられ一方的な評価しかされないことがとても残念に思っています。こうした状況を研究者として指摘するために、災害時の先生方の状況に関する論文を学会誌に投稿している最中です。災害時の先生方へのサポートについてももっと議論されるべきだと考えています。

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災害時に障がいのある子どもへの支援を行うために

平成18,19年度の2年間、静岡県教育委員会指定学校防災推進指定を受けた沼津養護学校と共同研究を行ってきました。「地域、保護者、教職員がともに子どもの生命を守る体制つくり」をテーマに、静岡県の課題である東海地震発生時に障害のある子どもやその家族をどのように支援していけばよいかということで様々な活動や研究を行ってきました。コバ研では、昨年度、中越地震で被災した特別支援学校の保護者や教職員の方のご協力を得て、アンケート調査(今年度の特殊教育学会、学校心理学会で発表)や面接調査を行いました。さらに、これらのデータをふまえて、教職員研修やPTA研修会も行いました。また沼津養護学校の大石先生が中心となって、避難所訓練など防災局も巻き込んだ様々な実践活動を行いました。

こうした活動の報告会として12月12日に、事業報告会を行いました。面接調査でお世話になった前長岡市立養護学校長 畠山先生(現新潟市内小学校長)、中越地震を体験した保護者として木村さん、静岡県防災局の小澤さん、PTA会長の遠藤さんといった多彩なパネラーの方のお話をふまえて、静岡での障がいのある子どもへの支援について考えました。特に畠山先生のお話は、いろいろと考えさせられるところがありました。また、ざっくばらんで、感謝の気持ちを忘れない畠山先生のお人柄によって、震災という大変な中でもみんなががんばれたのではないかと思いました。参加した学生の感想を聞くと、畠山先生の話にとても考えさせられたようです。

報告会の後は、大石先生や防災局の先生方、この事業に関連する先生方と懇親会をしました。東海地震の際の対応についてあーだこーだと熱い議論があり、それが帰りの新幹線の中まで続きました(笑)。こうしたクリエイティブな議論ができるのはとても楽しいですし、研究の成果を地域に還元したいという思いを強くします。残念ながら東海地震が発生してしまった時に、多くの子どもたちが命を落とすことなく、支援を受けられる体制が静岡で整うように、県教育委員会や防災局の先生方と連携してがんばっていきたいと思います。

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松原記念賞受賞

先月、琉球大学で開催された日本カウンセリング学会第40回大会で、日本カウンセリング学会学会賞の一つである「学校カウンセリング松原記念賞」を受賞いたしました。009

正直、学会賞のような栄誉ある賞を自分が頂けるなんて、思いもよらなかったので(これぞ、”想定外”)、内定のご連絡を頂いた時には、「え?なぜ私?」としばらくぼーぜんとしました。総会で、福島先生から受賞理由を聞くまでは、「新手のドッキリだったらどうしよう」と思い、最後の最後まで自分の受賞が信じられませんでした。理事長の國分先生から賞状を頂いて、ようやく受賞を実感できたのが本音です(笑)。

受賞理由は、カウンセリング研究に発表した2本の論文、そして学会での活動、児童虐待に関して早期から着目し研究していたことなど、学校カウンセリングに関する活動を総合的に評価され、理事の先生のご推薦もあり、受賞が決定したそうです。

この受賞は自分の力だけで頂けたものではないと思っております。受賞の際に「一言コメント」と言われ、そこでお話させていただきましたが、この賞は、これまでに研究を指導してくださった先生方、様々な面で支援してくださった方々、学校現場で一緒に活動してきた先生方、これまでに出会った子どもたちや保護者の皆様、そしてコバ研やポレポレクラブの学生のみなさんといった、本当に多くの方のサポートのおかげです。本当に本当にありがとうございました!!受賞できたのは、こうした多くの方々の出会いの賜物と思っております。今後も、いつも笑顔で、どんな状況でもあきらめず、あらゆる状況に対応できるスクールカウンセラー、そして研究者として、精進していきたいと思っております。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

さらにその後、沖縄に住んでいる国際武道大学時代の教え子のポレポレクラブのスタッフが集まってくれて、同窓会&お祝い会をやってくれました。015_2 久しぶりに元気な(元)学生たちの顔が見れて本当に楽しかったですし、心からうれしかったです。勝浦で共に子どもたちのためにがんばった時代が、キラキラして見えて、とてもなつかしく思えました。

これからも、学校現場を大切にした実践、研究を進めていこうと、改めて確認した沖縄への旅でした。

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NYにて

ただいまNYにいます。とっても寒いです。

今回は、NewYork UniversityのM.A.のスクールカウンセラーの養成課程を担当しているDr.Suzukiへのインタビューと、AMEへの参加が目的です。

詳細はまた後日・・・。

英語力をもっともっと磨かなければとまた改めて実感しました。言語の壁を乗り越えられたら、もっともっと研究の幅が広がる。がんばるぞ!

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世界遺産の屋久島で

先日、世界自然遺産の屋久島にある屋久島町立安房小学校で教育講演会をさせていただきました。本当にいろいろな縁でこの学校と結びついた感じです。

講演のテーマは、発達障害のある子どもを含めて子どもたちの特徴をどう共感的に理解して、地域で支えていくかということです。この安房小学校では、昨年は屋久島にある総合病院の小児科の先生を招いて発達障害の勉強をしたそうで、そこからPTAでの関心が強まったそうです。そこにひょこっと私が結びついていった感じです。

200711_002  200711_001安房小学校の後ろには雄大な世界遺産でもある屋久島の森が広がっていました。そして、さすが鹿児島・・・校舎の入り口には二宮金次郎ではなく、西郷さんの銅像が・・・。学校は地域の特色をとても反映しているところであることを改めて071102_1234 実感しました。

そして、お約束?の給食もしっかり頂きました。屋久島特産のサバのから揚げとさつま汁。わざわざこの日のために用意して下さいました。さらに、子どもたちが学校で育てたお米で子どもたちと保護者でお餅をついたものを頂きました。とってもおいしかったです!(笑)。

5時間目の授業を全教室参観させていただきました。いろいろな学校を見ていますが、子どもたちが落ち着いていたこと、そして子どもたちがとてもキラキラとした目をしている印象を受けて、ほのぼのとしました(屋久島の子どもたちは夏は川や海で遊んでいます)。

平日の午後にもかかわらず、多くのPTAや地域の方が参加してくださいました。少し「やってみる」形式も取り入れてみました。200711_012 懇親会にも安房小PTA以外の方も、飛び入り参加してください、夜遅くまで島の教育相談事情などを伺うことができました。屋久島では支援を必要としている子どもや保護者はいますが、スクールカウンセラーさえ配置されていないことに驚きました。今の日本は、大都市圏、県庁所在地以外の地方、特に島嶼地域では十分は支援サービスがないことを改めて実感しました。以前、前の勤務大学の学生たちと「ぽれぽれクラブ」を立ち上げたきっかけは、「地域で子どもを支援する資源がないのなら自分たちがやろうじゃないか!」というメッセージを私が授業で投げて、それに共感してくれた熱い気持ちを持った学生たちが集まってくれたことでした。

日本にいる子どもたちが、住んでいる場所で受けられる支援が異なるというのは、子どもたちの問題ではなく、大人側の問題だと思います。行政がどう用意するかという問題もありますが、地域の人たちの力を集めることで支援ができる部分もあると考えています。屋久島でも、そうした地域の支援の輪が広がることを願っています。屋久島の森は、島の狭い部分に多様な種の命が宿ってそれが共生しているところが世界遺産になった理由と聞いています。人の共生に関しても、「世界遺産」のような場所になる可能性も秘めているのでは・・と思いました。

いろいろと細やかに準備してくださったPTA役員の皆様、先生方、そして平日にもかかわらずお集まりいただいた屋久島の皆様、本当にありがとうございました。

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附属中学校でのPTA講演

10月27日に静岡大学教育学部附属島田中学校の保護者の皆様にお話をさせて頂きました。PTA役員の皆様にいろいろと心配りをしていただき、本当にありがとうございました。

昨年くらいから、「こころ」という抽象的な概念を、どう「五感」で感じ取ってもらうか、ということを私の課題にしています。「こころ」の様々な状態を、「触覚」「視覚」「聴覚」で表現すること・・・。特に今は触覚を大切にして、いろいろな教材を使って試行錯誤をしている状況です。今回お引き受けした講演のタイトルは、「思春期の子どもへのかかわり方」についてです。そこで、この教材を使ってみることにしました。この教材による授業は、普段は大学の授業や、子どもたちを対象とした授業で行っています。今回、保護者の方を対象としたのは初めて・・・。どんな発言が出るのか、とても楽しみにしていました。講演後にお話を伺うと、参加された方それぞれがいろいろと思うところがあったようです。この授業を受けた学生曰く、「いろいろなことを考える。自分をめちゃくちゃ振り返る」「こんな大学の授業は初めて。とても新鮮」とかいろいろな感想がでます。

たまたまですが、フルブライト基金でアメリカからいらした先生2名も、島田中の先生の同時通訳を聞きながら参加してくださいました。ありがたいことに、その先生が「この授業をアメリカでもやってみたい!」ということで、紙風船を帰国する前に買って行きたいと言っていたとのことでした。世界でも使える授業ということでとてもうれしかったです。国を選ばず、人であることに共通した思春期の課題・・・。「五感」を研ぎ澄まし、「こころ」をどう感じてもらうか、これからも研鑽していきたいと思います。

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静岡総合研究機構の助成金

先日、静岡総合研究機構の静岡県SOE助成金の採択を頂けたとの連絡がありました。本当にありがたいことです。採択された研究テーマは、「保護者・子どもを対象とした”災害発生後のストレス”による心身の変化に対処するための啓発プログラムの検討」です。今年から2年間かけて行います。

静岡県は東海地震の震源地ということもあり、もしもの日が来た時に、多くの方に役立ててもらうためにしっかりと研究、実践を行っていきます。経過報告もこのブログでお伝えしていこうと思っています。

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